ビタミンDのサプリメントを毎日飲んでいる。それなのに、健診で測った血中の数値は前回とほとんど変わらない。あるいは、飲み始めてしばらく経つのに、期待していた変化が感じられない。
そんな経験をすると、ビタミンDは自分には効かないのかもしれない、と考えたくなります。
けれど、そこで見落とされやすいものがあります。飲んでいるかどうかではなく、いくつ飲んでいるか、という問いです。
2026年5月にNutrientsへ掲載された二重盲検ランダム化比較試験は、この点をきれいな形で示しました。
同じ12週間、同じビタミンD3を使いながら、1日の量だけを400 IU、600 IU、800 IUと変えて比べたところ、血中の数値が充足に届いた人の割合は、26.9%、37.0%、65.4%と段階的に上がっていったと報告されています。
記事の要点
血中25(OH)Dが20 ng/mL未満の女性108人を対象に、1日0・400・600・800 IUのビタミンD3を12週間投与した二重盲検ランダム化比較試験が報告されました。
充足(20 ng/mL以上)に届いた人の割合は、プラセボ群7.4%、400 IU群26.9%、600 IU群37.0%、800 IU群65.4%と、用量に応じて段階的に上がりました。
同じ成分でも1日の量によって結果が変わるという用量反応の形が示されています。飲んでいるかどうかだけでなく、いくつ飲むかを見る手がかりになります。