免疫力を上げるという言葉は、サプリメントや健康食品の広告で日常的に目にする表現になりました。
風邪やインフルエンザが流行りはじめると、テレビでも雑誌でも免疫力アップという言葉が並びます。
けれども近年、医学・栄養学の専門家からは、そもそも免疫はブーストするものではなく、整えるものという見方が繰り返し示されるようになりました。
本日参照する英国系の医療メディア『Medical News Today』の解説記事も、まさにこの問題提起から始まっています。
免疫の働きを過剰に高めることはむしろリスクであり、目指すべきは、過不足のないバランスだという視点を、今回はじっくり整理してみたいと思います。
記事の要点
- 免疫システムは「強ければ強いほど良い」ものではなく、過剰活性化は自己免疫疾患やアレルギー反応の引き金になり得ます。
- ビタミン・ミネラルの不足は免疫機能を確実に低下させますが、十分量に達したあとさらに多く摂っても上乗せの効果は乏しいと考えられています。
- 睡眠、運動、ストレス管理、適正体重、禁煙、節酒、衛生習慣など、ライフスタイル全体が免疫の安定性を決める基盤となります。