最新|2型糖尿病の6割はビタミンD不足だった:5.2万人解析が映した血糖の陰の栄養の穴

最新|2型糖尿病の6割はビタミンD不足だった:5.2万人解析が映した血糖の陰の栄養の穴

健康診断で「血糖値が高めですね」「境界型です」と言われたとき、多くの方がまず思い浮かべるのは、糖質を控えることや、運動を増やすことではないでしょうか。血糖値は、健康管理の中でも特に意識されやすい数字です。

ところが、その血糖の数字のすぐ裏側で、健診の項目には並ばない別の不足が静かに進んでいることがある、という報告が2026年に入って改めて注目を集めています。

2型糖尿病の人を対象に、世界中の研究をまとめて微量栄養素の不足がどれくらいあるかを調べた大規模な解析です。血糖という一番目立つ数字の陰で、ビタミンやミネラルがどれだけ抜けているのか。その全体像を見ていきます。

記事の要点

  • 2型糖尿病の人を対象にした132の研究、のべ52,501人分のデータをまとめた2026年に大きく報じられた解析で、何らかの微量栄養素が不足している人の割合は全体で約45%にのぼり、合併症のある人では40%だったと報告されています。

  • 栄養素別に見ると、不足が最も多かったのはビタミンDで60.5%、次いでマグネシウムが42%、鉄が28%、ビタミンB12が29%でした。ビタミンB12はメトホルミンという糖尿病治療薬を使っている人でさらに高い傾向があり、女性では全体の不足率が約49%と男性より高い結果でした。

  • これらの多くは、魚や卵黄、海藻、ナッツ、赤身の肉や小松菜など、日々の食事から補える栄養素です。血糖の数字を見直すのと同じ目線で、抜けやすい栄養にも目を向ける余地があることを示しています。