最新 | ビタミンB1不足が招く疲労と深刻な病気 : 世界22億人が不足する必須栄養素

最新 | ビタミンB1不足が招く疲労と深刻な病気 : 世界22億人が不足する必須栄養素

ビタミンB1(チアミン)は、私たちの体がエネルギーを作り出すために欠かせない水溶性ビタミンです。糖質や脂質、アミノ酸の代謝に深く関わっており、不足すると疲れやすさや集中力の低下など、さまざまな不調につながることが知られています。

世界的には約22億人がビタミンB1不足の状態にあると推定されており、これは決して一部の地域だけの問題ではありません。

日本でも、超加工食品の摂取量が年々増え、食生活の偏りが指摘されるようになりました。コーヒーやお茶の多飲、利尿薬や制酸薬の服用、さらには環境汚染物質の影響など、ビタミンB1の吸収や利用を妨げる要因は私たちの身近にも存在しています。

最新の総説論文では、ビタミンB1の健康における役割と、高用量サプリメントがさまざまな症状や疾患に与える効果が検証されています。

記事の要点

  • ビタミンB1は細胞のエネルギー代謝に不可欠であり、不足すると慢性的な疲労や心血管疾患、糖尿病、精神的な不調など多くの健康問題を引き起こす可能性がある。
  • 超加工食品の過剰摂取、血糖値の上昇、薬剤の影響、環境汚染物質、遺伝的要因など、現代の生活環境にはビタミンB1不足を招く多くの原因がある。
  • 1日100〜1,800mgの高用量サプリメントが、慢性疲労や高血圧、炎症性腸疾患などに対して有効であることが複数の研究で示されている。