リモートワークの普及や動画視聴の長時間化によって、現代人の座っている時間はますます長くなっています。
日本でも、デスクワーク中心の生活に加えて、通勤電車、食事、テレビやスマートフォンの利用と、気がつけば一日のほとんどを座って過ごしている方が少なくありません。
実は世界の調査でも、日本人の座位時間は世界トップクラスに長いことが報告されています。
座りすぎが糖尿病や心血管疾患のリスクを高めることはよく知られていますが、近年は、心の健康との関係にも注目が集まっています。
今回紹介するのは、米国の大規模調査データを使って、1日の座位時間とうつ病リスクの関係をくわしく分析した最新研究です。
研究では、座る時間がある一定のラインを超えると、うつ病のリスクがはっきりと跳ね上がる「分岐点」があることが示されました。
記事の要点
- 1日の座位時間が1時間増えるごとに、うつ病リスクは約5%上昇することが示されました。
- 8時間以上座っている人は、4時間未満の人と比べてうつ病リスクが約37%高くなりました。
- 座位時間が7時間を超えると、それ以上座る時間が長くなるほどうつ病リスクが急激に上がる「分岐点」が確認されました。