夏の盛りを過ぎたころ、なんとなく気分が沈む。食欲も落ちて、野菜や果物から遠のく。そんな時期は誰にでもあります。
落ち込んだ気分を、日々の食事の側から少しでも軽くできないか。その手がかりになりそうな研究が、2026年にイギリスから報告されました。健康的な食事に「100%果汁またはスムージーを1杯足す」という、ごく小さな一歩に注目したものです。
イギリスのニューカッスル大学の研究チームが行い、栄養学の専門誌『British Journal of Nutrition』に発表されました。4週間という短い期間で、抑うつの点数に差が見られたと書かれています。
記事の要点
果物や野菜の摂取が少ない成人42人を対象にした4週間の試験で、健康的な食事に100%果汁やスムージーを1杯加えた群は、抑うつの点数が対照群より2.52点低かったと報告されています。
評価にはPHQ-9という27点満点の抑うつ尺度が使われ、対照群の調整後の平均5.45点に対し、果汁を加えた群は2.93点でした。
どちらの群も食物繊維の摂取は同じように増え、代謝の面で好ましくない変化は見られなかったと書かれています。