カレーの黄色をつくるターメリック。その中心成分であるクルクミンは、関節の痛みを扱う研究で長く注目されてきました。今回、研究者が焦点を当てたのは、痛みの感じ方だけではありません。血液に現れる炎症の変化です。
2026年8月、NaturalHealth365は、変形性膝関節症の患者を対象にした21件の無作為化比較試験をまとめた研究を紹介しました。参加者は合計1,705人。
クルクミンを摂取した群では、血清CRPとTNFαという二つの炎症指標が対照群より低下していました。
膝の痛みは日によって揺れ、本人にしかわからない感覚でもあります。一方、血液中の指標は、体の内側で起きている炎症反応を別の角度から映します。身近なスパイスの成分が、膝の奥にある炎症の流れとどう結びつくのかを見た研究です。
記事の要点
21件の無作為化比較試験、合計1,705人を統合すると、クルクミン群で血清CRPとTNFαが有意に低下しました。
CRPは13試験、TNFαは8試験で解析され、CRPの低下は一つずつ研究を除外した解析でも維持されました。
試験では80~1,500mg/日と幅広い量が使われましたが、製剤や吸収設計も異なるため、量だけでなく体への届け方を見ることが大切です。