チアシード、フラックスシード、キヌア、近年、栄養価の高いスーパーフードへの関心が世界的に高まっています。
日本でもアサイーやスピルリナなど、かつては馴染みの薄かった食材が健康食品店やネット通販で手軽に手に入るようになり、食から健康を整えようとする意識が着実に広がっています。
そのなかで今、改めて注目を集めているのがヘンプシード(麻の実)です。大麻草(カンナビス・サティバ)の種子から採れるヘンプシードは、精神に作用する成分をほとんど含まないため、食品として安全に使用できます。
日本でも殻をむいた「ヘンプハーツ」として輸入販売されており、健康食品として少しずつ浸透してきています。
ヘンプシードは、タンパク質・必須脂肪酸・食物繊維・ミネラルという栄養の四本柱を兼ね備えた、植物性食品のなかでも際立った存在です。
記事の要点
- ヘンプシードは9種類の必須アミノ酸をすべて含む植物性の完全タンパク質で、30gあたり約10gのタンパク質を摂取できる。ビーガンやアスリートなど、植物性タンパク質を必要とするすべての人にとって理想的な食材である
- オメガ6とオメガ3の比率が理想的なバランスに保たれており、慢性炎症の抑制・脳の健康維持・心臓病リスクの低減に働く。また抗炎症作用を持つGLA(ガンマリノレン酸)も含み、関節炎や更年期症状の緩和にも効果が期待されている
- アレルギーを起こしにくく、どんな食事スタイルにも取り入れやすい。スムージー・サラダ・ヨーグルト・パンなど幅広い料理に活用でき、有機栽培のものを選ぶことで農薬や重金属の混入リスクをさらに減らせる