健康診断の血液検査で異常なしと言われたのに、なんとなく体がだるい、関節がこわばる、髪が細くなってきた。そんな経験はないでしょうか。
ビタミンやミネラルの不足といえば、鉄分やビタミンDがよく話題になりますが、実はもっと基本的なところで見落とされがちな栄養素があります。それが硫黄です。
硫黄は体内で3番目に多いミネラルで、コラーゲンの生成、解毒、抗酸化に欠かせない存在です。ところが、通常の血液検査の項目には硫黄は含まれていません。
さらに、現代の農業では土壌中の硫黄含有量が減少し、食品加工や加熱調理で失われやすいこともあって、知らないうちに不足している可能性が指摘されています。
日本でも加工食品やコンビニ食に頼る生活が広がるなか、硫黄の摂取量が十分かどうかは、改めて考えてみる価値がありそうです。
記事の要点
- 硫黄は体内でグルタチオン(解毒の要となる抗酸化物質)やコラーゲンの生成に不可欠だが、一般的な血液検査では測定されない。
- 硫黄が不足すると関節のこわばり、傷の治りの遅さ、爪や髪のトラブル、ブレインフォグ、慢性疲労といった症状が現れやすくなる。
- 現代の食生活では土壌の変化や食品加工により硫黄の摂取量が減少しており、意識的な食事選びやMSMサプリメントでの補給が注目されている。