スーパーの卵売り場に立つと、ケージフリー、平飼い、有機、放牧と、似たような言葉が並んでいて迷った経験はありませんか。
日本でも近年、健康志向の高まりとともに平飼い卵や有機卵を選ぶ方が増えてきました。
価格は通常の卵より高めですが、それでも手に取る方が多いのは、ニワトリの飼育環境や餌が、卵そのものの栄養価や味に影響することが少しずつ知られるようになってきたからでしょう。
ただし、ラベルに書かれた言葉の意味は意外と曖昧です。「有機」と「放牧」は同じものだと思っている方も多いのですが、実はこの二つはまったく別の基準でつくられています。
今回は、オーストラリアの食品ブランドGood Harvestが発信した記事をもとに、放牧卵(パスチャーレイズド卵)とオーガニック(有機)卵の本当の違いを整理し、読者の皆さんが卵を選ぶときの判断材料となる情報をお届けします。
記事の要点
- オーガニック卵はニワトリの餌と飼育管理で定義され、合成農薬や除草剤、遺伝子組み換え作物を含まない有機飼料が義務づけられている。
- 放牧卵はニワトリの暮らし方で定義され、屋外の牧草地で自由に動き回り、低密度で自然採食できる環境が条件となる。
- 両者は重なる部分もあるが同じではなく、餌の安全性を重視するか、ニワトリの行動環境を重視するかで選ぶ基準が変わってくる。