ポリフェノールを摂ると、コレステロールの数値が下がる。そんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。ブルーベリーや赤ワイン、ザクロなどに含まれる植物由来のポリフェノールは、血管や心臓の健康によいというイメージとともに語られることがよくあります。
ところが2026年6月、European Journal of Nutritionに発表された閉経後女性90人を対象としたランダム化比較試験では、数値だけを見るとやや意外な結果が示されました。
総コレステロールやLDLコレステロールはむしろ上がった一方で、LDL粒子の質を示す指標は改善方向に動いていたのです。何が起きていたのか、詳しく見ていきます。
記事の要点
閉経後の軽度高コレステロール女性90人を対象に、エラジタンニン・レスベラトロール・イソフラボンを含む混合ポリフェノールを8週間摂取するRCTが行われました。
総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪はいずれも上昇した一方、酸化LDLは有意に低下し、LDL粒子の質を示す比率は改善方向に動きました。
反応の強さには腸内細菌由来の代謝タイプによる個人差があり、特定のタイプで酸化LDLの低下が大きく出ていました。