八百屋やスーパーの店先に、桃が並ぶ季節になりました。手に取るとふわりと甘い香りが立ち、皮をむくと果汁がしたたる。
夏の果物の中でも、桃はとりわけ季節感の強い一つです。旬はおよそ7月から8月。まさにいまが食べごろで、贈り物にも選ばれる時期です。
甘くてやわらかい桃は、水分がたっぷりで意外と低カロリーです。しかも、汗をかく季節にうれしいカリウムと、おなかの調子に関わる食物繊維を、無理なくとれる果物でもあります。
旬を迎えたいま、桃の栄養と、暑い時期の食卓での生かし方をたどってみます。
記事の要点
桃は白肉種の生100グラムあたり、エネルギーが38キロカロリーと控えめで、水分が約89パーセントを占めます。甘さのわりに軽く、暑い時期でもさっぱりと食べられる果物です。
カリウムを100グラムあたり180ミリグラム含み、汗とともに失われやすいこのミネラルの補いに向いています。カリウムは体の中の余分なナトリウムを外へ出すのを助け、水分のバランスに関わります。
食物繊維を100グラムあたり1.3グラム含み、その中にはペクチンという水溶性の食物繊維が含まれます。水分・カリウム・食物繊維がそろい、むくみやおなかの調子が気になる季節の一品になります。