子どもの身長は、遺伝だけで決まるものではありません。食事、睡眠、運動、ホルモンの働きが重なりながら、成長板で骨が長くなっていきます。
そのため、毎日の栄養から健やかな成長を支える方法は、長く研究されてきました。
2026年4月、ネギの根とオート麦からつくられた混合物「WCO31」を使った臨床試験がNutrients誌に掲載されました。対象は、身長が韓国の成長曲線で3~50パーセンタイルに入る6~8歳の健康な子どもです。
WCO31を1日1.2g、24週間摂った群では、試験を完遂した参加者を対象にした主要解析で、身長が平均3.12cm伸びました。プラセボ群は2.38cmで、群間差は0.74cmでした。
身近な食材に由来する素材を、無作為化二重盲検プラセボ対照試験で確かめた点が、この研究の大きな特徴です。ネギの根とオート麦という組み合わせが、子どもの成長研究に新しい入口を開きました。
記事の要点
WCO31を24週間摂った主要解析では、身長増加が平均3.12cmとなり、プラセボ群の2.38cmを0.74cm上回りました。
成長率、成長率SDS、身長SDS、年齢別身長ZスコアでもWCO31群が優れ、12週の時点から身長増加に差が表れました。
安全性解析の160人では、有害事象の発生に群間差はなく、血液・尿検査、性ホルモン、バイタルサインにも差はありませんでした。