食物繊維は体にいい。これは多くの人が信じている健康の常識です。実際、厚生労働省も日本人の食物繊維摂取量が不足傾向にあることを指摘しており、テレビや雑誌でも「もっと繊維を摂りましょう」というメッセージがあふれています。
スーパーやコンビニの棚には「食物繊維たっぷり」と表示されたスナックバーやドリンク、シリアルが並び、手軽に繊維を補えるサプリメントも人気を集めています。
ところが最近、こうした取り出された食物繊維に思わぬリスクがあることがわかってきました。
植物からまるごと摂る繊維と、工業的に精製・抽出された繊維では、腸内細菌に対する働きがまるで違うというのです。
今回は、エリック・バーグ博士がYouTubeで解説した内容をもとに、精製食物繊維の問題点と、本当に腸を守る食べ方について詳しく紹介します。
記事の要点
- 天然の食物繊維はポリフェノールと結合しており、このセットで腸内細菌のバランスが保たれる。
- 精製された食物繊維にはポリフェノールが含まれず、腸内で誤った細菌が増殖したり、小腸で過剰な発酵が起きたりするリスクがある。
- 動物実験では精製イヌリンを与えたマウスに肝臓がんが発生したが、同じ量でもホールフード由来の繊維食ではがんが見られなかった。