最新|歩く速さが寿命を左右する:血圧やコレステロールより正確な予測因子に

最新|歩く速さが寿命を左右する:血圧やコレステロールより正確な予測因子に

健康診断で測る血圧やコレステロール値は、長い間、寿命や病気のリスクを予測する代表的な指標とされてきました。

しかし、これらの数値は日々変動しやすく、改善のためには薬の服用や長期的な生活習慣の見直しが求められることも少なくありません。

日本でも、毎年の健康診断で血圧やコレステロールの数値に一喜一憂する人は多いのではないでしょうか。

そうした中、英国で行われた40万人超を対象とした大規模研究が、意外な健康指標に注目しています。それは「歩く速さ」です。

血圧やコレステロールといった従来の指標よりも、日常の歩行ペースのほうが寿命をより正確に予測できる可能性があるというのです。

高齢化が進み、フレイル(虚弱)予防が重要視される日本にとっても、見過ごせない研究成果といえるでしょう。

記事の要点

  • 英国バイオバンクの40万人超のデータを分析した結果、歩行速度が死亡リスクの最も強力な単独予測因子であることが判明した。
  • 血圧やコレステロールの代わりに、歩行速度・握力・安静時心拍数・睡眠時間・身体活動量の5つの身体的指標を用いることで、死亡リスク予測の精度が大幅に向上した。
  • 歩行速度は心機能、筋力、神経機能、フレイルの度合いなど、全身の健康状態を総合的に反映する指標として注目されている