最新|血糖が少し高めの人とマグネシウム:12か月の試験が示したこと

最新|血糖が少し高めの人とマグネシウム:12か月の試験が示したこと

健康診断の結果票で、血糖値やHbA1cの数字がほんの少しだけ基準を超えている。糖尿病と言われるほどではないけれど、去年より上がっている気がして気になる。そんな少し高めの段階で、食事や生活のほかに何かできることはないだろうかと考える方は多いはずです。

ミネラルの一つであるマグネシウムは、血糖の調節に関わることが以前から知られてきました。2026年、2型糖尿病の患者247人を対象に、マグネシウムを12か月にわたって補う効果を丁寧に調べたランダム化比較試験が報告されました。

今回はこの試験を手がかりに、血糖とマグネシウムの関わりを見ていきます。

記事の要点

  • 2026年に報告された12か月の試験では、主要な指標であるHbA1cの低下は統計的にはっきりとは示されませんでしたが、空腹時血糖の低下と、HbA1cを目標値まで下げられた人の割合の増加は有意に確認されました。

  • マグネシウムがもともと不足していた人ほど改善の傾向が大きく、この試験は「誰の血糖も一律に下げる」ものではなく、不足を補うことに意味があることを示しています。

  • 種実類や豆、海藻、全粒の穀物、緑の濃い葉物野菜からマグネシウムを補うことが、血糖が気になる方の食事の手がかりになります。