最新|食用花は合成着色料に置き換わりうる:紫の三色すみれがポリフェノール量で最も高かった

最新|食用花は合成着色料に置き換わりうる:紫の三色すみれがポリフェノール量で最も高かった

アメリカ食品医薬品局(FDA)と保健福祉省(HHS)は、レッド40やイエロー5など主要な合成着色料6種類について、2026年末までの自主的な排除を食品業界に呼びかけています。レッド3についてはすでに2025年1月に正式な使用禁止が決まりました。

合成着色料が食品から姿を消していく先で、色をどこから調達するのかという問いが切実になっています。

そうした中、ブラジルの研究チームが注目したのが、サラダの彩りやデザートの飾りとして親しまれてきた食用花でした。

キンセンカ、ナスタチウム、ハイビスカスの仲間、三色すみれという身近な4種類を対象に、色素・ポリフェノール・抗酸化力を詳しく分析した結果が、学術誌『Nat Prod Res』に報告されています。

記事の要点

  • ブラジルの研究チームが、キンセンカ、ナスタチウム、ハイビスカスの仲間、三色すみれという4種類の食用花の色素と抗酸化力を分析しました。

  • 赤いナスタチウムは抽出収量38%と4種の中で最も高く、全体としても強い抗酸化活性(最大88%のラジカル消去率)が確認されました。

  • 紫の三色すみれはポリフェノール含有量が最も多く、合成着色料に代わる天然色素として食用花に可能性が示されています。