激しいトレーニングを終えた直後、シェイカーに溶かしたプロテインを一気に飲み干す。部活動の合宿でもジムでも見慣れた光景です。
運動後にタンパク質を摂ることが筋肉の回復に役立つことは広く知られていますが、同じホエイプロテインでも「加水分解」という処理を経たものと、そうでないものとでは、体の中での動き方に違いがあると報告されています。
酵素の力であらかじめ細かく分解された加水分解ホエイプロテインは、消化・吸収のスピードや、筋肉を作り直すシグナルへの働きかけ方に特徴があるようです。
トレーニング直後の限られた時間をどう活かすか。加水分解ホエイプロテインに関する研究を見ていきます。
記事の要点
加水分解ホエイプロテインは酵素処理で短いペプチドに分解され、通常のホエイより早く血中タンパク質レベルが上昇し始めると紹介されています。
健康な男性を対象にした試験では、加水分解ホエイと通常のホエイで筋タンパク質合成の増加幅は同程度だったものの、アミノ酸利用が長く持続したと報告されています。
女性アスリートを対象にした試験では、運動後4日間の摂取で筋損傷の指標や筋機能の回復が早まったと報告されています。