春になると、目のかゆみや鼻づまり、くしゃみに悩まされる方が一気に増えますね。日本では毎年、国民のおよそ半数が何らかのアレルギー症状を抱えているとされ、花粉症はもはや国民病とも呼ばれています。
ドラッグストアには抗ヒスタミン薬が並び、空気清浄機もよく売れる季節。それでも毎年、同じ時期に同じ症状を繰り返すという方は少なくありません。
ところが最近、海外の統合医療の現場では、アレルギーや呼吸の不調を、外から入ってくるものではなく体の内側の状態からとらえ直す動きが広がっています。
花粉やダニ、ハウスダストといった引き金があっても、同じ環境で暮らす人すべてが同じように反応するわけではありません。つまり、反応しやすい体と、そうでない体の違いが、どこかにあるということです。
その違いを生むカギの一つが、意外にも毎日の食事で不足しがちなミネラルだと指摘されています。
米国の医師で自然療法医でもあるキャロリン・ディーン医師は、呼吸器の健康はミネラル、とりわけマグネシウムの充足度と深く関わっていると語ります。
今回は、同氏の解説をもとに、花粉の季節を少しでも楽に乗り切るためのミネラルと呼吸の話をお届けします。

記事の要点
- ヒスタミンによるアレルギー反応の背景には、ミネラル不足や炎症など、体の内側の偏りがある。
- マグネシウムは気道をゆるめ、免疫とヒスタミンの働きを調整するため、不足すると反応が強まりやすい。
- 砂糖の摂りすぎはイースト(カンジダ)を増やし、さらにマグネシウムを消耗させて呼吸器の不調を悪化させる。