同じ量を食べているのに、体重が増えやすい人と増えにくい人がいる。食後にだるさを感じやすい日と、そうでない日がある。こうした違いを、意志の強さや体質という言葉だけで片付けてしまってはいないでしょうか。
実はマウスを使ったある比較実験で、まさにこの疑問に迫るデータが報告されています。同じカロリー量を摂取していても、組み合わせる栄養素次第で体重の増え方に大きな差が出たというのです。
記事の要点
マウスの比較実験で、油に高タンパク質を組み合わせた群は、油に炭水化物を組み合わせた群より体重が増えにくく、1g増えるのに約6倍のカロリーを要したと報告されています。
この違いの背景として、コエンザイムQ10・クロム・カルニチンという3つの栄養素が、ミトコンドリアでのエネルギー産生や糖・脂質の代謝に関わっていると考えられています。
コレステロール低下薬や骨粗鬆症薬が体内のQ10産生を抑える可能性も指摘されており、年齢や服薬状況によって必要量が変わりうる栄養素です。