最新|疲れとやる気の裏にある一つの数値:ホモシステインとビタミンB12・葉酸

最新|疲れとやる気の裏にある一つの数値:ホモシステインとビタミンB12・葉酸

夕方になると体が重い、休んでも疲れが抜けない、以前ほど気持ちが前に向かない。年齢のせいかとやり過ごしてしまいがちですが、その背景に、ふだん見落とされやすい血液中のある数値が関わっているかもしれません。

2026年、大阪公立大学の研究チームが、健康な日本人600人を対象に、疲労感ややる気とビタミンB群の関わりを調べた研究を栄養学の専門誌に報告しました。

手がかりになったのは、ビタミンB12と葉酸のはたらきによって上がり下がりする「ホモシステイン」というアミノ酸です。今回はこの研究を紹介しながら、疲れややる気とビタミンB群の関わりを見ていきます。

記事の要点

  • 大阪公立大学が健康な日本人600人を調べたところ、血中ホモシステインが高い人ほど葉酸とビタミンB12が低い傾向があり、ホモシステインの高さは男性の身体的な疲れ、女性の意欲の低下と関わっていました。

  • ホモシステインは、葉酸やビタミンB12が十分にあると体内で速やかに処理され、これらが不足すると血中にたまりやすくなる性質があります。

  • 魚介や卵、赤身肉からビタミンB12を、緑の葉物野菜や豆、納豆から葉酸を意識して摂ることが、この数値を良好に保つ手がかりになります。