日本食をよく食べる人ほど長生きだった:海沿いでも山でも、4万8千人で同じ方向

日本食をよく食べる人ほど長生きだった:海沿いでも山でも、4万8千人で同じ方向

和食は体にいい。よく耳にする言葉ですが、では具体的に何をどれくらい食べる食事を指すのか、そしてそれが本当に長生きと結びついているのか、と問われると、答えははっきりしないかもしれません。

味噌汁とごはん、焼き魚、海藻の小鉢、漬物、お茶。日本の食卓に並ぶ見慣れた顔ぶれが、健康にどう関わっているのか。

この問いに、日本の大規模なデータが一つの答えを示しました。日本各地に暮らす約4万8千人を、およそ19年にわたって追跡した研究です。

日本食らしさを点数にして、その点数の高さと、その後の死亡リスクとの関係を調べたところ、日本食をよく食べている人ほど、総死亡と心血管による死亡が少ないという関係がみられました。

しかもその傾向は、海沿いの町でも、都市でも、山あいの地域でも、同じ方向を向いていたのです。今回はこの研究を、日本食の点数という考え方とあわせて見ていきます。

記事の要点

  • 日本食らしさを8項目で点数にした「日本食インデックス(JDI-8)」の高い群は、低い群に比べて総死亡・心血管死のリスクが低いと報告されました。

  • 約4万8千人を19年追った解析で、総死亡はハザード比0.929、心血管死は0.862と、いずれも点数が高いほどリスクが下がる傾向でした。

  • この関係は、海沿い・都市・平野・山間という住む土地の違いを超えて、同じ方向にそろっていました。