アスタキサンチンと紫外線:夏に向けて内側から整える肌の備え

アスタキサンチンと紫外線:夏に向けて内側から整える肌の備え

梅雨に入ると、雨や曇りの日が増えて、日差しを気にする機会は少し減っていきます。けれど紫外線は雲を通り抜けて地表まで届き、その量はこれから夏に向けて、一年で最も多い時期へと入っていきます。

毎年、夏が終わるころに肌の乾燥やくすみが気になるという方も少なくありません。強い日差しを浴び続けた肌は、夏のあいだに少しずつ変化を重ねていきます。だからこそ、ピークを迎える前の備えが意味を持ちます。

外出のときに塗る日焼け止めは、肌の表面で紫外線をやわらげてくれる心強い味方です。それに加えて、肌の内側で起きる変化に食事や栄養から備えるという考え方も、長く研究されてきました。

その中で注目されてきた成分のひとつが、アスタキサンチンです。

サケの身やエビ、カニを赤く彩る天然の色素で、強い抗酸化作用を持つことで知られています。肌に行き渡るまでには数週間ほどかかるとされ、日差しが本格的に強まる前のこの時期が、内側から備えを始めるのに向いた季節といえます。

記事の要点

  • アスタキサンチンはサケやエビなどに含まれる赤い色素で、強い抗酸化作用を持ち、紫外線によって肌の中で生じる活性酸素をやわらげる働きが研究されています。
  • 肌に行き渡るまで数週間かかるため、紫外線が強まる前から続けて摂ることで、夏のあいだの肌の水分やキメを保ちやすいと報告されています。
  • 研究では1日4から12mg程度がよく用いられ、油を含む食事と一緒に、外側の日焼け止めと組み合わせて取り入れるのが現実的です。