最新|休んでも取れない疲れは「慢性疲労」かもしれない

最新|休んでも取れない疲れは「慢性疲労」かもしれない

〜副腎の疲弊と腸脳相関の乱れが引き起こす、現代人の深刻な不調〜

疲れは誰でも経験するものです。仕事や家事、育児に追われて一日を終え、翌朝には回復している。それが本来の「疲れ」の姿です。

ところが、しっかり眠っても体が重い、休日を丸ごと休んでも疲労感が消えない、何もやる気が起きない。そんな状態が何週間も、何カ月も続いている方はいないでしょうか。

日本では近年、こうした慢性的な疲労感を訴える人が増え続けています。病院を受診しても「異常なし」と言われたり、抗うつ薬や睡眠導入剤を処方されてもなかなか改善しないというケースも少なくありません。

それもそのはず、慢性疲労は単純な一つの病気ではなく、ストレス・栄養不足・副腎の疲弊・腸内環境の乱れなど、複数の要因が複雑に絡み合って起きているからです。

ロサンゼルスで20年以上の臨床経験を持つ自然療法医師・小澤栄治先生は、自身のサイト「ドクターサプリUSA」の記事の中で、慢性疲労の本当の原因と自然療法的なアプローチについて詳しく解説しています。

本記事では、その内容をもとに、慢性疲労の正体と改善への道筋をわかりやすくお伝えします。

記事の要点

  • 慢性疲労は「ただの疲れ」とは根本的に異なり、6カ月以上続く疲労感とともに身体・精神の両面に多彩な症状が現れる。原因は一つではなく、過度なストレス・栄養不良・副腎機能の低下・免疫力の低下・腸内環境の乱れなど、複数の要因が複雑に絡み合っている
  • 慢性疲労の多くはストレスと副腎機能の低下が中心にある。副腎はストレスホルモン(コルチゾール)を分泌する器官で、長期的なストレスや栄養不足によって疲弊すると、体全体のエネルギー調節が崩れる。副腎の回復にはビタミンB群・ビタミンC・マグネシウムなどが重要な役割を担う
  • 近年の研究では「腸脳相関」の乱れも慢性疲労に深く関わることがわかっている。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの90%以上が腸で作られており、腸内環境を整えることが脳の炎症を抑え、心と体のエネルギーを回復させる近道になる