玉ねぎやリンゴに含まれるケルセチンは、抗酸化成分としてよく知られています。サプリメント売り場では、花粉の季節、免疫、血管、運動後の回復など、さまざまな目的の商品に配合されています。
これほど幅広く使われる一方で、「どの働きが人を対象とした研究で確かめられているのか」は、ひと目では分かりにくいかもしれません。
2026年7月30日、Natural Newsはケルセチンの科学的根拠を見直し、抗酸化、心血管、免疫、抗菌、抗炎症、脳、体重管理、ホルモンという8つの領域を紹介しました。
そこで今回は、この新しいレビューを入口に、臨床試験をまとめたアンブレラレビュー、日本人を対象にしたアレルギー試験、1,002人が参加した免疫の試験、吸収性を調べたヒト試験までたどります。ケルセチンの幅広さだけでなく、今どこまで人で確かめられているかが見えてきます。
記事の要点
Natural Newsはケルセチンの働きを8領域にまとめています。その中心にあるのは、酸化ストレスと炎症シグナルの両方へ働きかける性質です。
23件の臨床試験を含むアンブレラレビューでは、収縮期血圧が平均1.9mmHg、血中インスリンが1.07低下したと報告されました。
日本人の花粉症試験では1日200mgを4週間、免疫の試験では1日1,000mgを12週間使用。製剤によって吸収量が最大20倍違う報告もあります。