猛暑が続くと、食卓から野菜と果物が静かに減っていきます。暑さで食欲が落ち、火を使う料理から遠ざかり、冷たい麺類やパンで済ませる日が増える。そのぶん最初に削られていくのが、実はビタミンCです。
強い日差しを浴びる季節でもあり、体の側の需要はむしろ上がっているのに、供給のほうが細くなる。そんな時期にドラッグストアの棚へ行くと、今度は別の迷いが待っています。
アスコルビン酸、バッファードC、リポソームC、エステルC。同じビタミンCという名前なのに、形も値段もばらばらです。
今回は、この4つの形の違い、100mgという数字の意味、こまめに分けて摂ることの理由、そして夏の食卓からの出発点を、目的別に選べる保存版としてまとめます。
記事の要点
ビタミンCの主な形は4つあり、アスコルビン酸が基本形、バッファードCは酸味をやわらげた鉱物との塩、リポソームCは脂質の膜で包んだ形、エステルCはカルシウムと代謝物を組み合わせた形です。
日本人の食事摂取基準(2025年版)では成人の推奨量が1日100mgで、耐容上限量は設定されていません。過剰に摂っても吸収率が下がり尿へ出ていくため、広い範囲で安全と判断されたためです。
同じ量でも一度にまとめて摂ると吸収率が下がるため、こまめに分けるほうが血中を保ちやすくなります。食卓では赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちごが出発点になります。