Analysis by Dr. Joseph Mercola
要点まとめ
▶︎ ビタミンKは脂溶性ビタミンであり、血液凝固、骨の健康、心血管機能に必要不可欠。主に2つの形態があり、K1(フィロキノン)は緑葉野菜に、K2(メナキノン)は動物性食品や発酵食品に含まれる。
▶︎ ビタミンK2はカルシウム代謝に不可欠で、骨と心血管の健康に大きな影響を与える。
▶︎ ビタミンK2とビタミンDは相乗効果を持ち、骨の健康を促進し、骨粗鬆症のリスクを低減。この組み合わせにより、カルシウムが適切に利用され、骨に沈着し、動脈への蓄積を防ぐ。
▶︎ ビタミンK2の役割 として、骨と動脈のカルシウム沈着を調整するオステオカルシンやマトリックスGlaタンパク質を活性化。これにより、動脈の石灰化を防ぎ、骨の強度を高める。
▶︎ 西洋の食生活ではビタミンK2が不足しがち であるため、食事の改善やサプリメント摂取によって、骨や心臓の健康をサポートする必要がある。
ビタミンKは、血液凝固に不可欠な脂溶性ビタミン として知られています。しかし、その機能は凝固作用にとどまらず、骨の健康維持や心血管系の健康にも関与しています。ビタミンKには主に2つの形態があり、K1(フィロキノン)は緑葉野菜に多く含まれ、K2(メナキノン)は動物性食品や発酵食品に含まれています。
特にビタミンK2は、カルシウム代謝を調整する独自の能力を持つため注目されています。 これにより、カルシウムが適切に体内で利用されるようになり、骨密度を高め、動脈の石灰化を防ぐ重要な役割を果たします。
ビタミンK2が不足すると、カルシウムが動脈に蓄積し、心血管疾患のリスクが高まります。 逆に、骨に十分なカルシウムが行き渡らないと骨粗鬆症を引き起こし、骨がもろくなり骨折のリスクが増大します。
しかし、西洋の食生活ではビタミンK2の摂取量が不足しがちです。 これは、発酵食品や特定の動物性食品の摂取が少なく、加工食品の過剰摂取が多いことが主な要因です。さらに、一部の疾患や薬の使用によって、ビタミンK2の吸収や代謝が妨げられ、欠乏のリスクが高まる可能性があります。