爽やかな香りで知られるペパーミントのオイルが、血圧の管理に関わる機能性素材として新たな注目を集めています。
英国University of Lancashireの研究チームは、血圧が高め、またはステージ1高血圧に該当する成人を対象に、ペパーミントオイルを20日間摂取する無作為化プラセボ比較試験を行いました。
研究結果は2026年4月23日、学術誌『PLOS One』に掲載されています。
主要評価項目となった収縮期血圧は、ペパーミント群でプラセボ群より有意に低くなり、ベースラインを調整した群間差はマイナス8.48mmHgでした。
拡張期血圧と安静時心拍数にも差が観察され、香りの植物として親しまれてきたペパーミントを、循環器の観点から検討する研究に具体的な数字が加わりました。
記事の要点
- 英国で行われた無作為化プラセボ比較試験では、血圧が高め、またはステージ1高血圧の18〜65歳の成人40人を、ペパーミントオイル群と香味のみのプラセボ群に割り付け、20日後の変化を比較しました。
- ペパーミントオイル群は、食品グレードのオイル50µLを100mLの水に入れ、朝夕の1日2回摂取しました。原著論文で示された1日の合計量は100µLで、収縮期血圧の調整後群間差はマイナス8.48mmHgでした。
- 同じ20日後の比較では、拡張期血圧がマイナス4.57mmHg、安静時心拍数がマイナス8.92拍/分と、いずれもペパーミント群で低い結果でした。短期間の臨床シグナルとして、今後の検証が期待されます。