6月になると、父の日の贈り物として健康グッズやサプリメントを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。男性の体には、前立腺という臓器があります。
普段の生活で意識することは少なくても、40代後半から50代にかけて、トイレが近くなった、尿の出が弱くなったと感じ始める方が増えていきます。
前立腺は、ふだん意識することの少ない臓器ですが、男性の体の中で重要な役割を担っています。年齢を重ねるにつれて変化が起こりやすく、健康診断で指摘を受けて初めて気にかけるようになる方も少なくありません。
サプリメントの売り場や広告では、前立腺によいとされる成分が数多く紹介されています。リコピンや亜鉛、ノコギリヤシといった名前を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際にどこまで研究で確認されているのか、気になるところです。
◼️記事の要点
- 前立腺は加齢とともに変化が起こりやすい臓器で、組織の変化は40代から始まり、年代が上がるにつれて多くの男性にみられるようになります。
- リコピンと前立腺がんリスクの関連を調べた国内の大規模追跡調査では、検診頻度の影響を考慮すると、摂取量による違いは見られなかったと報告されています。
- 亜鉛やノコギリヤシ、β-シトステロールは前立腺の働きとの関わりが研究されており、セレンについてはサプリメントの摂取に慎重な判断が必要とされています。