最新|睡眠と主観的年齢:自分を老けて感じる人ほど不眠が強まる

最新|睡眠と主観的年齢:自分を老けて感じる人ほど不眠が強まる

鏡をのぞいて、ふと「少し老けたかな」と感じる。同じ年齢でも、自分を実際の年齢より若く感じる人もいれば、年相応に感じる人、あるいは年齢より上に感じる人もいます。

この、自分が何歳くらいだと感じるかという感覚は主観的年齢(subjective age)と呼ばれ、近年、心と体の健康との関わりが注目されています。

2026年6月、米国睡眠医学会(AASM)の年次集会「SLEEP 2026」で、この主観的年齢と睡眠の関係を調べた研究が報告されました。

成人3,177人を対象にした調査で、自分を実年齢より老けて感じている人ほど、不眠の症状が強く、睡眠の質や規則性も低い傾向が示されたのです。しかもこの関連は、本当の年齢やうつ・不安の影響を差し引いても残っていました。

眠れないから老けて感じるのか、老けたと感じるから眠れないのか。今回はこの研究をきっかけに、睡眠と老いの感覚のつながりを見ていきます。

◼️記事の要点

  • 成人3,177人を対象にした調査で、自分を実年齢より老けて感じている人ほど、不眠の症状が強く、睡眠の質や規則性が低い傾向が報告されました。

  • この関連は、実際の年齢・性別・人種・うつ・不安といった要因を差し引いても残り、主観的年齢が睡眠の健康を独立して予測する要素になりうると示されています。

  • 老けたという感覚は、睡眠の乱れを介して、自分で感じる体の健康度の低下にもつながっており、眠りを通じた連鎖が示唆されています。