最新|タウリン補給がコロナ後遺症を救う可能性:炎症と老化を抑える注目のアミノ酸

最新|タウリン補給がコロナ後遺症を救う可能性:炎症と老化を抑える注目のアミノ酸

新型コロナウイルスの感染拡大から数年が経過しましたが、感染後に長期間にわたって倦怠感や息切れ、ブレインフォグ(頭がぼんやりする症状)などが続くコロナ後遺症(Long COVID)に苦しむ人は、いまだに少なくありません。

世界的にはCOVID-19生存者の6%から30%がこうした後遺症を経験しているとされ、少なくとも6,500万人以上が影響を受けていると推定されています。

日本でも、コロナ後遺症への対応は大きな課題です。感染後に仕事や日常生活が困難になるケースは多く報告されていますが、決定的な治療法はまだ確立されていません。

こうした中、エナジードリンクの成分としてもおなじみのタウリンが、コロナ後遺症の症状改善に役立つ可能性を示す研究が発表され、注目を集めています。

記事の要点

  • 27件の臨床試験(1,030人)を統合解析した結果、タウリン補給は代謝異常、炎症、酸化ストレスの各指標を改善し、血圧や運動耐容能にも好影響を示した。
  • コロナ後遺症が続く人は、回復した人に比べて血中タウリン濃度が低いことが確認され、体内のタウリン不足がコロナ後遺症の一因である可能性が浮上した。
  • 炎症マーカー(TNF-αとIL-6)に対する用量反応関係から、1日3,000mgのタウリン摂取が有効性と安全性のバランスが最も良いと考えられる。