牛肉でも、ホエイプロテインでもなく、ひよこ豆。ロードレースの選手たちが、トレーニング後に口にしていたのは、豆由来のタンパク質加水分解物でした。
スペインの研究チームが、男性の公認ロードサイクリスト24人を対象に行った無作為化二重盲検プラセボ対照試験が、2026年に学術誌Journal of the International Society of Sports Nutritionで発表されたと報告されています。
この研究は、日々のトレーニング後に、ひよこ豆タンパク質加水分解物(CPH)を12g/日摂取する群と、プラセボを摂取する群に分け、14日間続けられました。体組成とともに、運動による筋損傷や炎症に関わる血液マーカーが、介入前後で比較されています。
記事の要点
- 14日間のひよこ豆タンパク質加水分解物の摂取で、炎症マーカーCRPの変化量がプラセボ群に比べて有意に改善していたと報告されています(p=0.02)
- 筋損傷マーカーのLDH(乳酸脱水素酵素)も、同様にプラセボ群に比べて有意な改善が見られたとされています(p=0.04)
- 体組成やトレーニング量、食事内容には、2群の間に有意な差がなく、条件がそろった比較だったと報告されています
この先では、CRPとLDH以外に測定されたCK・ミオグロビンの結果がどうだったか、ひよこ豆タンパク質加水分解物がどのような成分でできているのか、そして日常の食事にどう取り入れられるかの具体的な目安を見ていきます。