最新|食物繊維は種類を問わない:糖尿病と高血圧のある人で、収縮期血圧が約11mmHg下がった

最新|食物繊維は種類を問わない:糖尿病と高血圧のある人で、収縮期血圧が約11mmHg下がった

オーツ麦に含まれる水溶性のβ-グルカンと、植物の細胞壁をつくる不溶性のセルロース。水に溶けるかどうかで、食物繊維のなかでも正反対に分類される二つです。

この二つを、2型糖尿病と高血圧を併せ持つ成人に12週間とってもらい、血圧の変化を比べた研究が、2026年9月に栄養学の専門誌Nutrientsで発表されました。

記事の要点

  • 水溶性のオーツβ-グルカンと不溶性のセルロースを1日5gずつ12週間とった35人で、どちらの群も収縮期血圧が約11mmHg下がったと報告されています。
  • 下がり幅は水溶性群が-11.2mmHg、不溶性群が-11.6mmHgで、両群の差はほとんどなかったとされています。
  • 腸内細菌の変化と血圧の変化に関連もみられましたが、研究チームは探索的な結果で、プラセボ対照試験による確認が必要としています。

この先では、水溶性・不溶性の各食物繊維が腸内細菌叢や短鎖脂肪酸の産生に与える影響の詳しいメカニズムや、血糖・血圧の変動をより安定させるための具体的な食材の選び方、毎日の食事に取り入れやすい調理のコツや注意点を詳しく解説しています。