鉄を16mg含むシリアルを毎朝食べ続けたのに、貯蔵鉄の指標がほとんど動かなかった女性たちがいます。同じ朝食を食べ、同じ期間を過ごしたもう一方のグループでは、同じ指標が目に見えて上がりました。二つの朝食の違いは、添えられた果物だけでした。
食事の中の鉄は、何と一緒に食べるかで体への届き方が変わると言われます。その考え方を、一回の食事ではなく16週間の毎日の朝食で確かめたのが、ニュージーランドで行われた試験です。ここでは、その内容と結果を順にたどります。
記事の要点
- ニュージーランドで、貯蔵鉄が少ない18〜44歳の女性89人が、鉄16mg入りの強化シリアルと牛乳に、ゴールドキウイ2個またはバナナ1本を添えた朝食を毎日16週間とった(最終解析は69人)。
- 貯蔵鉄の指標であるフェリチンの変化量は、中央値でキウイ群が+10.0μg/L、バナナ群が+1.0μg/Lで、群間差はp<0.001だった。
- ヘモグロビンの変化量に有意な群間差はなく、鉄強化シリアルと組み合わせた結果であり、ZESPRI社の資金提供を受けた試験でもある。
この先では、試験の詳細な背景やビタミンC・クエン酸がもたらすメカニズム、そして毎日の食生活へ無理なく取り入れるための具体的なポイントを解説しています。
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