最新|トマトを毎日250g:体重がほぼ変わらず6週間で肝脂肪指標が対照群より大きく低下した

最新|トマトを毎日250g:体重がほぼ変わらず6週間で肝脂肪指標が対照群より大きく低下した

冷やしたトマトを切って食卓に出す。煮込み料理にはトマトソースを使う。どちらも特別な健康法というより、普段の食事にある風景です。その身近な組み合わせが、肝臓にたまった脂肪を減らす食事として研究されました。

2026年7月、Nutrients誌にPOMOSANO試験の結果が掲載されました。MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)の成人が、生トマト200gとトマトソース50gを毎日6週間摂ったところ、肝脂肪の指標がトマトを食べなかった群より大きく低下しました。

体重、腹囲、体脂肪には群間差がなく、研究チームは、大きな減量とは別にトマトそのものが肝脂肪へ働いた可能性を報告しています。

トマトは、リコピンだけを取り出して語られることの多い食材です。今回の試験が見たのは、生と加熱、複数のカロテノイド、ポリフェノールを一緒に含む食品としてのトマトでした。いつもの一皿が、肝臓の脂質代謝とつながる研究です。

記事の要点

  • MASLDの成人79人を無作為化し、トマト群は生200gとソース50gを毎日6週間摂取しました。

  • 肝脂肪指標CAPの中央値はトマト群で35dB/m、対照群で18dB/m低下し、調整解析でも群間差が確認されました。

  • 体重や腹囲に大きな変化はなく、生と加熱で吸収される成分が異なるトマトの食品全体としての働きが注目されます。