パスタソースに、ミネストローネに、カレーの隠し味に。トマトペーストは、意識するほどのものでもなく、いつの間にか食卓に溶け込んでいる調味料です。特別な健康食品というより、常備品の一つとして扱われている家庭も多いのではないでしょうか。
その何気ない習慣を3か月続けた人たちの脳を調べたところ、記憶力のテストの成績が上がっていただけでなく、脳の中の情報のやり取りのパターンそのものが変わっていたという報告があります。
記事の要点
健常な40〜55歳の成人42名を対象にしたクロスオーバー試験で、1日約35gのトマトペーストを3か月続けた期間は、注意力や記憶力のテスト成績が向上したと報告されました。
少人数を対象にした脳画像の解析では、脳領域どうしのつながり方のパターンにも変化が見られたとされています。
つながりが一様に強まるのではなく、一部の結びつきが弱まっていたことから、情報のやり取りがより整理された可能性が推定されています。