最新|クレアチンは肌のハリにも使われる:塗る研究の相棒は葉酸だった

最新|クレアチンは肌のハリにも使われる:塗る研究の相棒は葉酸だった

化粧品の成分表示で、クレアチンと葉酸が隣り合って書かれていることがあります。クレアチンは筋トレのサプリメントとして知られる成分で、葉酸は妊娠前後の女性に勧められるビタミンです。運動と妊娠という別々の場面で語られる2つが、肌の手入れの場面では組んで使われてきました。

2026年、米国の皮膚科の専門誌に、クレアチンを肌に塗る研究と口から摂る研究をまとめた総説が載りました(J Clin Aesthet Dermatol 2026)。

塗る研究では、4本の論文に含まれる8つの試験、のべ344人で、2〜8週間の使用によって肌のハリや弾力が改善したと報告されています。一方で、口から摂ったクレアチンが肌のハリを変えるかを直接調べた研究は、まだ見つかっていません。

塗る研究のうち人の肌でハリの改善を測った中心の1本は、クレアチンを単独ではなく、葉酸と組み合わせた化粧品で試していました。

葉酸は、皮膚の細胞が分裂するときにDNAの材料をつくり、紫外線で傷ついたDNAの修理にも使われるビタミンです。しかも、皮膚の葉酸の量は血液中の葉酸の量に連動していることが、人の皮膚で確かめられています。

記事の要点

  • クレアチンを塗ると肌のハリや弾力が改善したという研究が344人分あり、口から摂る研究はまだありません。
  • 人の肌でハリの改善を測った研究では、クレアチンが葉酸と組み合わせて使われ、2週間で改善が見られました。
  • 皮膚の葉酸は血液の葉酸に連動し、紫外線で減りやすいため、食事の葉酸が肌の土台の一つになります。

この先では、クレアチンが皮膚のコラーゲンをつくる細胞にどう働くのかを、試験管と人の肌の両方の数値で紹介します。さらに、葉酸が皮膚の細胞のどこで使われ、紫外線を浴びたときに何が起きるのかを説明し、枝豆・菜の花・ブロッコリーなどで1日の推奨量に届かせる量を、ゆでたときの減り方も含めて計算しました。

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