1日の目安とされるEPAとDHA250ミリグラムを摂るのに、サバの缶詰なら10グラムに満たない量で足り、カツオのツナ缶では300〜700グラムが必要になる。チェコの研究チームが市販の缶詰46個を調べたところ、魚の種類によってこれほどの差があると報告されました。同じ「缶詰の魚」でも、オメガ3脂肪酸の量は種類ごとにまったく違っていたのです。
米国の健康情報メディア Prevention は2026年9月27日、管理栄養士のLauren Manaker氏による記事「Is Tinned Fish Healthy? A Dietitian Settles the Debate」を掲載しました。
缶詰の魚がSNSで人気を集めているだけでなく、栄養面でも裏づけがあるという内容で、その根拠のひとつが2026年に学術誌 Biology に発表されたこの缶詰の分析です。サバ缶、イワシ缶、サケ缶、ツナ缶が身近な日本の食卓にとっても、参考になる数字がそろっています。
記事の要点
缶詰の魚の脂肪酸組成は生の魚とよく似ており、酸化しやすい多価不飽和脂肪酸も加工後にほぼ保たれていたと報告されています。
EPAとDHA250ミリグラムの摂取に必要な缶詰の量は、サバで10グラム未満、イワシで10〜12グラム前後、サケで約30グラム、カツオのツナで300〜700グラムでした。
米国の成人はEPAを1日約35ミリグラム、DHAを約76ミリグラム摂取しているとされ、目安に届かない量を、缶詰の魚が手軽に補う方法として紹介されています。