最新|魚をよく食べる日本人でもDHAとEPAは脳への効き方が違った:灰白質量に関わったのはDHAだけ

最新|魚をよく食べる日本人でもDHAとEPAは脳への効き方が違った:灰白質量に関わったのはDHAだけ

夕食のテーブルに、脂の乗った塩さばの塩焼きや、刺身のブリが並ぶ。青魚を囲む食卓は、日本の暮らしに長く根づいてきました。

青魚に多く含まれる脂として知られるのが、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)です。どちらもオメガ3脂肪酸としてひとまとめに語られ、脳の話でも血管の話でも、二つはセットで登場することがほとんどでした。

DHAとEPAは、本当に同じ働きをしているのでしょうか。2026年7月、滋賀県草津市に暮らす60〜85歳の女性527人を対象にした調査が、この違いを日本のデータで示しました。

魚をよく食べる日本人でも、DHAとEPAでは、脳への関わり方がはっきり違っていたというのです。

記事の要点

  • 滋賀県草津市に住む60〜85歳の女性527人を対象にした調査で、血中DHA濃度が高い人ほど脳の灰白質量が多い傾向が示されました(傾向のP値0.036)。

  • 同じ調査で血中EPA濃度と灰白質量の間には、はっきりした関連は見られませんでした。同じオメガ3脂肪酸でも、脳への関わり方はDHAとEPAで異なっていました。

  • 研究チームは、この結果がDHAを豊富に含む食事は健やかな脳の老化を支える、という見方を後押しするものだと述べています。