口の端が切れる、肌が脂っぽくなる、目が充血して疲れやすい。どれもよくある不調で、忙しさや寝不足のせいと片づけてしまいがちです。
けれど、こうしたサインがそろって続くとき、背景に一つのビタミンの不足が隠れていることがあります。ビタミンB2です。
2026年3月、『The Journal of Nutrition』に、9か国17のコホートをまとめた大規模な解析が発表されました。
血液で測る客観的な指標で調べたところ、サプリメントを使っていない英国やアイルランドの女性の約半数、カナダの女性の約45%が、ビタミンB2の不足に当てはまったと報告されています。
豊かな食生活の国でも、B2は静かに足りなくなっていました。
記事の要点
2026年に発表された9か国・17コホート・3,567人の解析では、赤血球の酵素活性を使う客観的な指標(EGRac)で判定したところ、非サプリ摂取の英国・アイルランドの女性の約半数、カナダの女性の約45%がビタミンB2不足に該当したと報告されています。
ビタミンB2は、細胞のエネルギー産生、鉄の利用、ビタミンB6や葉酸の活性化に関わる補酵素の材料です。不足すると口角炎・口唇炎・舌炎・脂漏性の肌荒れ・目の不調といった、粘膜と皮膚のサインが現れやすくなります。
B2はレバー・うなぎ・卵・乳製品・納豆・アーモンド・きのこなどに多く、水溶性で体にためられないため、毎日少しずつ補うのが基本です。