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JAPAN HEALTH / STORIES
最新|ビーツジュースと血圧:口内細菌から見えた硝酸塩の働き

最新|ビーツジュースと血圧:口内細菌から見えた硝酸塩の働き

ビーツに含まれる硝酸塩が血管の健康と関係することは、以前から研究されてきました。今回注目したいのは、硝酸塩そのものだけでなく、口の中にいる細菌がその働きに関わっているという点です。 英エクセター大学の研究チームは、若年成人と高齢成人を比較し、硝酸塩を含むビーツジュースが口腔内細菌、亜硝酸、血圧反応にどのような違いを生むかを調べました。 記事の要点 * 硝酸塩を含むビーツジュースを2週間飲むと、高齢成人では血圧低下と口腔内細菌の変化が同時に観察されました。 * 硝酸塩は口の中の細菌によって亜硝酸へ変換され、その後の一酸化窒素経路を通じて血管のしなやかさと関係します。

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ブロッコリーと大腸:アブラナ科野菜を食事に生かす視点

大腸の健康を食事から考えるとき、よく話題になるのは食物繊維、発酵食品、赤肉や加工肉との付き合い方です。 そこにもう一つ、日々の食卓で意識しやすい野菜群として、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ケール、芽キャベツ、水菜、大根などのアブラナ科野菜があります。 アブラナ科野菜は、ビタミンC、葉酸、カロテノイド、食物繊維を含むだけでなく、グルコシノレートという含硫成分をもつ点が特徴です。 噛む、刻む、すりおろすといった過程で、これらの成分はイソチオシアネートやインドール類などに変化し、細胞保護、炎症、解毒酵素、腸内環境との関係から研究されてきました。 日本では大腸がんが非常に身近ながんの一

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最新 | 睡眠の質と脳の健康:深い睡眠とレム睡眠を整える視点

最新 | 睡眠の質と脳の健康:深い睡眠とレム睡眠を整える視点

睡眠は、ただ体を休ませる時間ではありません。夜のあいだ、脳は記憶を整理し、感情の負荷をならし、翌日に向けて神経の働きを整えています。近年は、総睡眠時間だけでなく、睡眠の中身である睡眠構造にも注目が集まっています。 睡眠構造とは、眠っている時間の中で、浅いノンレム睡眠、深いノンレム睡眠、レム睡眠がどのように現れるかという流れのことです。 夜の睡眠は一枚岩ではなく、いくつかの段階をくり返しながら進みます。とくに深い睡眠にあたる徐波睡眠と、夢を見ることの多いレム睡眠は、脳の健康と関わる重要な段階として研究されています。 Journal of Clinical Sleep Medi

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最新 | GlyNACとミトコンドリア:グルタチオンを支える栄養戦略

最新 | GlyNACとミトコンドリア:グルタチオンを支える栄養戦略

年齢を重ねるにつれて、疲れが抜けにくい、筋力が落ちやすい、運動後の回復に時間がかかる、集中力や体の反応が以前と違うと感じることがあります。 こうした変化には、筋肉量、神経、血管、ホルモン、睡眠、食事、活動量など、いくつもの要素が関わります。 その中で近年注目されているのが、細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアと、体内の抗酸化システムを支えるグルタチオンです。 GlyNACは、グリシンとN-アセチルシステイン(NAC)を組み合わせた呼び方です。どちらも体内でグルタチオンを作るために関係する成分で、NACはシステインの供給源、グリシンはグルタチオンを構成するアミノ酸の一つと

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最新|カルシウム不足のサイン:見落とされやすい体の声を読み解く

最新|カルシウム不足のサイン:見落とされやすい体の声を読み解く

カルシウムというと、すぐに骨を思い浮かべる方が多いかもしれません。確かに骨の健康に欠かせない栄養素ですが、それだけで語れるミネラルではありません。 Brynna Connor医師は、カルシウムは骨格に剛性と強度を与えるだけでなく、心臓を含む筋肉の収縮と弛緩、脳と全身の神経シグナル伝達、血液の凝固、血管の収縮と拡張、酵素やホルモンの分泌にも欠かせないと説明しています。 ところが、その不足は静かに進みます。健康メディアのPreventionが2026年に公開した記事は、世界で約35億人が影響を受け、米国成人の約半数が食事だけでは十分なカルシウムを摂れていないと指摘しています。

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最新|ブドウ摂取とUV皮膚ダメージ:腸-皮膚軸からの新しい紫外線対策

最新|ブドウ摂取とUV皮膚ダメージ:腸-皮膚軸からの新しい紫外線対策

紫外線が強まる季節を迎えると、日焼け止めや日傘、帽子といった外側からの対策に意識が向かいます。 一方で、口から摂る食品が皮膚の状態に与える影響にも、近年ますます注目が集まっています。 今回ご紹介するのは、毎日ブドウを食べることで、紫外線による皮膚ダメージが軽減された、というアメリカの研究結果です。 この研究を主導したのは、長年ブドウのポリフェノールを研究してきたDr. John Pezzuto氏。健康な成人を対象に、2週間にわたって毎日ブドウパウダーを摂取してもらい、その前後で皮膚のUV反応を比較しました。 結果として、紅斑(日焼けによる赤み)への耐性向上、酸化ストレス

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旅と健康長寿 : 移動・自然・人とのつながりが体を整える

旅と健康長寿 : 移動・自然・人とのつながりが体を整える

旅というと、気分転換や娯楽のイメージが強いかもしれません。しかし健康長寿の視点で見ると、旅はもう少し広い意味を持っています。 家を出て歩くこと、知らない景色を見ること、予定を立てること、人と話すこと、食事や睡眠のリズムを整えながら過ごすこと。 こうした体験は、身体活動、感情、社会的つながり、認知刺激が重なった複合的な生活行動として捉えられます。 エディスコーワン大学の研究グループは、観光と健康の関係を、エントロピーという視点から整理しました。 エントロピーとは、簡単にいえば秩序だった状態が少しずつ乱れやすい方向へ向かうという考え方です。 人の体も、体温、代謝、免疫、

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最新|夏こそ活かしたい日光とビタミンD:屋外運動と免疫をめぐる新研究

最新|夏こそ活かしたい日光とビタミンD:屋外運動と免疫をめぐる新研究

夏は、一年のなかでも日差しが強く、外に出るだけで体がビタミンDをつくりやすい季節です。 ところが、室内での仕事が中心だったり、日焼け対策を念入りにしていたり、暑さを避けて屋内で過ごす時間が長かったりすると、夏でもビタミンDが十分に足りているとは限りません。 ビタミンDは、体内にあるおよそ8割が日光に由来するとされる、太陽と深く結びついた栄養素です。だからこそ、日差しの強い夏をどう過ごすかは、ビタミンDの状態を大きく左右します。 さらに、夏のあいだに蓄えたものは、紫外線の弱まる秋から冬にかけての時期にも関わってきます。 では、ビタミンDを支えるうえで、外に出て体を動かすこ

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最新|ヨガと瞑想と腸内細菌:善玉菌を後押しする心と体の習慣

最新|ヨガと瞑想と腸内細菌:善玉菌を後押しする心と体の習慣

緊張するとおなかが痛くなる。気持ちが沈んだ日は、食欲もどこかへ行ってしまう。そんな経験をされた方は、少なくないのではないでしょうか。 心の状態とおなかの調子が、まるで連動しているように感じる場面は、日々の暮らしのあちこちに顔を出します。 近年の研究では、この感覚が単なる気のせいではなく、脳と腸、そして腸の中で暮らす無数の細菌が、互いに信号をやり取りしながらつながっていることが分かってきました。 そして今、ヨガや瞑想といった心身を整える習慣が、この腸内細菌のバランスにも関わっているのではないか、という視点から研究が積み重ねられています。 2026年に学術誌インターナショナ

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最新|心血管リスクと運動量:英国データが示した週560~610分の領域

最新|心血管リスクと運動量:英国データが示した週560~610分の領域

健康のための運動量として、週150分という数字を耳にしたことがある方は多いでしょう。速歩きや自転車、軽いジョギングなど、息が少し弾む活動を週の中に確保する目安として、世界的に広く使われています。 2026年5月19日、British Journal of Sports Medicineにオンライン掲載された研究は、その先の運動量に目を向けました。 英国バイオバンクの参加者を対象に、手首のデバイスで測定した中強度から高強度の身体活動と、心肺機能の指標である推定VO2maxを組み合わせ、将来の心血管疾患との関係を調べたものです。 結果は、週150分の活動が意味を持つことを確認し

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最新|毎日のスパイスが心臓を支える:血圧と炎症をめぐる新しい知見

最新|毎日のスパイスが心臓を支える:血圧と炎症をめぐる新しい知見

台所の棚に並ぶ、シナモンやターメリック、にんにくやしょうが。 料理の香りづけや色づけに使ってきたこれらのスパイスやハーブが、実は心臓や血管の健康にも関わっているかもしれない。そんな見方が、栄養学の世界で少しずつ広がっています。 心血管疾患は、医療が進んだ今も世界の死因の上位に位置し続けています。脂肪や糖、加工食品の多い食生活は、高血圧や糖尿病、肥満、慢性的な炎症につながりやすく、これらが積み重なって血管に負担をかけていきます。 そんな中で、ふだんの料理に少し加えるだけのスパイスやハーブが、こうした負担をやわらげる方向に働くのではないか。2026年にNutrition Rev

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らっきょうの実力:ごぼうを上回る食物繊維と血液を支える硫化アリル

らっきょうの実力:ごぼうを上回る食物繊維と血液を支える硫化アリル

カレーの皿の隅に、つやつやと並ぶ小さならっきょう。福神漬けと並ぶおなじみの名脇役ですが、ふだんは主役として語られることの少ない存在です。 ちょうど今、5月下旬から6月にかけては、らっきょうの収穫と漬け込みの最盛期。生のらっきょうが店先に並ぶ、一年でも限られた季節です。 脇役のイメージが強い一方で、らっきょうは野菜の中でもトップクラスの食物繊維を含み、ねぎやにんにくと同じ成分を備えた、栄養面で見どころの多い食材です。 さらに、漢方では古くから生薬として扱われてきた歴史も持っています。 旬を迎えた今、この小さな実力者を、栄養・体の働き・漢方・食卓での取り入れ方という複数の角

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最新|よく使う保存料と高血圧:11万人を8年追った心血管研究

最新|よく使う保存料と高血圧:11万人を8年追った心血管研究

ベーコンやハム、ソーセージ。ワインや炭酸飲料、焼き菓子やソース。こうした食品の原材料表示を眺めると、ふだん耳にしない名前が並んでいることがあります。その多くは、食品を長持ちさせるために加えられた保存料です。 保存料は、食品が傷んだり、カビや細菌が増えたりするのを防ぐ役割を持っています。おかげで私たちは、季節や産地を問わず、さまざまな食品をいつでも手にできるようになりました。 とても便利な存在である一方で、これだけ身近になった保存料が、長い目で見て体にどう影響するのかは、これまで十分に調べられてきませんでした。 2026年5月、その空白に踏み込む研究が、欧州心臓病学会の学術誌

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