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JAPAN HEALTH / STORIES
最新|嚢胞性線維症と免疫細胞:亜鉛輸送とミトコンドリアから見えた感染リスク

最新|嚢胞性線維症と免疫細胞:亜鉛輸送とミトコンドリアから見えた感染リスク

嚢胞性線維症では、肺の感染症をどう防ぐかが大きな課題になります。 原因となる遺伝子や気道の粘液の問題はよく知られていますが、今回、オーストラリア・クイーンズランド大学を中心とする研究チームは、免疫細胞そのものの働きにも重要な弱点が残っていることを報告しました。 注目されたのは、マクロファージという白血球です。体内に入ってきた細菌を見つけ、取り込み、分解する細胞で、肺の感染防御でも中心的な役割を担います。 研究チームは、嚢胞性線維症の人のマクロファージでは、細菌を認識して処理する過程に複数の不具合があり、現在の有効な治療薬を使っていても、特定の感染に対する防御が十分に回復しな

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最新|統合失調症とNrf2活性化剤:クルクミン・スルフォラファンに関する新たなメタ解析

最新|統合失調症とNrf2活性化剤:クルクミン・スルフォラファンに関する新たなメタ解析

精神疾患の中でも、統合失調症はおよそ100人に1人が経験すると言われる、決して稀ではない病気です。 現在広く使われている抗精神病薬は、幻聴や妄想といった陽性症状に対して比較的良好な効果を示す一方、意欲の低下、引きこもり、感情表出の乏しさといった陰性症状や、集中力・記憶・情報処理速度などの認知症状に対しては、効果が届きにくいことが長年の課題として知られてきました。 2026年5月19日、藤田医科大学医学部精神神経科学講座の岸太郎教授らの研究グループが、ウコンに含まれるクルクミンと、ブロッコリーなどアブラナ科野菜に含まれるスルフォラファンという2つの植物成分について、統合失調症の補

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最新|タンポポの二つの成分が炎症を抑える:ケルセチンとカフェ酸の相乗効果

最新|タンポポの二つの成分が炎症を抑える:ケルセチンとカフェ酸の相乗効果

道端や庭先でよく見かけるタンポポは、雑草というイメージを持たれがちですが、世界の伝統医学では何千年も薬草として使われてきた歴史があります。 中国、ローマ、アラビアの医学体系で、肝臓や腎臓を整えるハーブとして重宝されてきました。そのタンポポについて、近年あらためて科学のメスが入り、炎症をやわらげる仕組みが分子レベルで示されつつあります。 今回取り上げるのは、タンポポに含まれる二つの成分、ケルセチンとカフェ酸に注目した研究です。海外の健康メディアの報告によると、研究チームはタンポポに含まれる56種類の生理活性成分を調べ、そのなかでこの二つが炎症をもっとも効果的に抑える候補として浮か

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密かに広がる甲状腺の不調:検査の落とし穴と栄養

疲れが抜けない、寒さに弱くなった、気分が晴れない、髪が抜ける、体重が落ちにくい。 こうした不調を抱えて病院に行き、甲状腺の検査を受けても、数値は正常ですよ、と言われて帰ってきた。そんな経験を持つ方は、少なくないかもしれません。 実は、甲状腺の不調は、私たちが思っている以上に多くの人に広がっています。しかも、その多くが気づかれないまま見過ごされているのです。 今回は、密かに広がる甲状腺の不調の実態と、なぜ見過ごされやすいのかという検査の落とし穴、そして栄養という土台の話を、できるだけわかりやすく整理してみます。 甲状腺は、のどぼとけの下にある小さな臓器で、全身の代謝を司るホルモンを出して

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最新|ココアポリフェノールと脳の可塑性:高フェノールココア50日マウス研究

最新|ココアポリフェノールと脳の可塑性:高フェノールココア50日マウス研究

ココアというと、まず思い浮かぶのは香りやリラックス感、そしてポリフェノールの豊富さかもしれません。 そのココアについて、2026年5月にとても興味深い論文が発表されました。テーマは、ココアのポリフェノールが、体の中の代謝物の変化を通じて、脳の可塑性、とくに海馬の神経新生とどのようにつながるのかというものです。 海馬は、記憶や学習に深く関わる脳の領域です。さらに、成体になってからも新しい神経細胞が生まれる「成人海馬神経新生」という現象が知られています。 今回の研究は、ココアを単なる抗酸化食品として見るだけでなく、血液中の代謝シグナルと脳の変化をつなげて見た点に大きな価値があり

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最新|マグネシウムは量だけでなく形で見る:グリシン酸キレート緩衝型という選択肢

最新|マグネシウムは量だけでなく形で見る:グリシン酸キレート緩衝型という選択肢

マグネシウムは、サプリメントの中でも日常的に使われることが多いミネラルです。 睡眠、筋肉、神経、血糖、血圧、骨、エネルギー代謝。どの切り口から見ても、マグネシウムは体の働きのかなり深いところに関わっています。NIH Office of Dietary Supplementsも、マグネシウムを300以上の酵素系に関わるミネラルとして整理しています。 一方で、マグネシウムサプリを選ぶときに見落とされやすいのが、何mg入っているかだけではなく、どの形で入っているかという点です。 2026年5月21日、Designs for HealthのCASIは、グリシン酸マグネシウムキレート

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最新|LED照明はヒトのミトコンドリアに危機をもたらす:UCL最新研究が示すスペクトル不足

最新|LED照明はヒトのミトコンドリアに危機をもたらす:UCL最新研究が示すスペクトル不足

LED照明は省エネと長寿命を武器に、わずか十数年で家庭・オフィス・病院・学校の光をほぼ置き換えました。 電気代や環境負荷の面で確かなメリットがある一方で、自然光とは大きく異なる波長構成を持つLEDが、人間の細胞に静かに影響を与えているのではないかという視点が、研究の現場から発信され始めています。 注目されているのが、ロンドン大学(UCL)のEdward M. Barrett氏とGlen Jeffery氏が2026年1月にScientific Reports誌に発表した研究です。 LEDが放つ青色寄りの限定的なスペクトルと、自然光に含まれる近赤外線の欠落が、ミトコンドリアの呼

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最新|スイスチャードという葉物野菜が注目される理由:栄養の宝庫を食卓へ

最新|スイスチャードという葉物野菜が注目される理由:栄養の宝庫を食卓へ

地中海生まれの色鮮やかな葉物が、栄養の宝庫として再評価されています。スーパーや産直市場の野菜コーナーで、葉脈が赤や黄、ピンクに色づいた葉物を見かけたことはないでしょうか。 スイスチャード、日本では不断草(フダンソウ)とも呼ばれる野菜です。名前にスイスとありますが、実際はスイス原産ではなく地中海沿岸が故郷で、古代ギリシャ・ローマの時代から食用と薬用の両面で大切にされてきた歴史があります。 ほうれん草やビーツ、キヌアと同じ仲間にあたり、ビタミン・ミネラル・抗酸化物質をぎゅっと詰め込んだ葉物として、いま改めて関心を集めています。 健康に気を配っている方ほど、葉物野菜の選択肢は多い

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最新|ビタミンD類似体がすい臓がん治療を後押しする可能性 : 臨床試験の報告

最新|ビタミンD類似体がすい臓がん治療を後押しする可能性 : 臨床試験の報告

すい臓がんは早期発見が難しく、治療の選択肢も限られることから、医療の現場で長く大きな課題とされてきた病気のひとつです。 その理由のひとつに、がん細胞のまわりを硬い組織がぎっしりと取り囲み、抗がん剤が内部まで届きにくいという特徴があります。 そんな中、2026年5月にNature Cancer誌で報告された臨床試験が注目を集めています。 腎臓の病気などで長く使われてきたビタミンDの類似体「パリカルシトール」を標準的な抗がん剤治療と組み合わせたところ、がんを取り囲む盾のような組織がやわらぎ、治療が届きやすくなる可能性が示されたのです。 米国のダナ・ファーバーがん研究所とソー

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最新|クレアチンが腸管バリアを支える可能性:IBDをめぐる新レビュー

最新|クレアチンが腸管バリアを支える可能性:IBDをめぐる新レビュー

クレアチンは、筋肉の瞬発的なエネルギーを支える成分として知られてきました。その視線が、いま腸の粘膜へと広がっています。 腸管上皮は、食事成分を取り込みながら、細菌や抗原が体内へ過度に入り込まないように境界を保つ、代謝活動の盛んな組織です。この境界の維持にも、ATPを素早く補うクレアチン・ホスホクレアチン系が関わっている可能性があります。 2026年4月、学術誌『Nutrition』に、クレアチン補給と腸の健康、とりわけ炎症性腸疾患(IBD)との関係をまとめたナラティブレビューがオンライン公開されました。 潰瘍性大腸炎やクローン病で揺らぎやすい腸管バリアに対し、クレアチンがエ

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最新|ペパーミントオイルで血圧が低下:英国20日間試験で群間差8.48mmHg

最新|ペパーミントオイルで血圧が低下:英国20日間試験で群間差8.48mmHg

爽やかな香りで知られるペパーミントのオイルが、血圧の管理に関わる機能性素材として新たな注目を集めています。 英国University of Lancashireの研究チームは、血圧が高め、またはステージ1高血圧に該当する成人を対象に、ペパーミントオイルを20日間摂取する無作為化プラセボ比較試験を行いました。 研究結果は2026年4月23日、学術誌『PLOS One』に掲載されています。 主要評価項目となった収縮期血圧は、ペパーミント群でプラセボ群より有意に低くなり、ベースラインを調整した群間差はマイナス8.48mmHgでした。 拡張期血圧と安静時心拍数にも差が観察され、

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最新|ケガを冷やす習慣に新たな問い:マウスで痛みの持続が15日から30日超へ

最新|ケガを冷やす習慣に新たな問い:マウスで痛みの持続が15日から30日超へ

捻挫した足首や運動後に痛む筋肉を冷やす。アイシングは、痛みや腫れを早く落ち着かせる身近な対応として長く定着してきました。 ところが2026年5月、カナダ・マギル大学の研究チームが学術誌『Anesthesiology』に発表した研究は、冷やした直後の楽さとは別に、その後どれくらいで痛みが収束するのかを見直すきっかけになりそうです。 炎症性の損傷や運動に関連する痛みを模したマウス実験では、アイシングによって当初の痛みは軽減した一方、痛みを示す行動が続く期間はおよそ15日から30日を超えるまで延びました。 ケガへの対応で重視されてきた、早く痛みを下げるという視点に、回復の終わりま

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最新|寿命を映す見過ごされてきた臓器胸腺 : 萎縮を防ぐ栄養の視点

最新|寿命を映す見過ごされてきた臓器胸腺 : 萎縮を防ぐ栄養の視点

胸の中央、胸骨のすぐ裏側に胸腺という小さな臓器があります。長年にわたって、子どもの頃に役割を終える臓器と教えられ、医学のなかでも目立たない存在として扱われてきました。 しかし2026年5月、米Epoch Timesが取り上げた最新の研究では、この胸腺が成人期にも活動を続け、長期的な健康や寿命の予測に深く関わる可能性が改めて示されています。 紹介されているのは、5万人以上の成人を対象とした二つの大規模研究で、健康な胸腺が死亡リスクを引き下げ、がん免疫療法の成績を改善する方向に働くことが報告されたとされています。 同じころ、胸腺は栄養状態やストレスの影響を強く受ける臓器であるこ

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