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葉物野菜のマグネシウム:クロロフィル結合分は実測で2.5~10.5%だった

葉物野菜のマグネシウム:クロロフィル結合分は実測で2.5~10.5%だった

マグネシウムはクロロフィルの中心原子。だから緑の濃い葉物野菜を食べれば、マグネシウムを十分に摂れる。この説明は直感的で、栄養の本や健康情報でも繰り返されてきました。 クロロフィルの分子の中心にマグネシウムが一つあることは、化学的な事実です。そこから先の「葉に含まれるマグネシウムの大半がクロロフィル由来」「緑が濃いほど含有量も多い」という理解には、実測値とのずれがあります。 未調理の野菜や果物22品目を調べた研究では、葉物野菜の総マグネシウムのうち、クロロフィルに結合していた割合は2.5~10.5%でした。 葉物野菜が供給源になるかどうかは、緑色の濃さより、食品ごとの含有量と食べる

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最新|セレンはかつお一皿で満たせる:25種のセレンタンパク質が体を守る

最新|セレンはかつお一皿で満たせる:25種のセレンタンパク質が体を守る

夕食のかつおの刺身を選ぶとき、その栄養成分まで意識することは少ないでしょう。ところが、かつおは日本の食卓でセレンを満たす力の強い食品です。文部科学省の食品成分データベースでは、秋獲りの生かつお100gにセレンが100μg含まれます。刺身を80g食べれば約80μgとなり、成人の1日の推奨量を一皿で上回ります。 セレンは体内にごく少量しかない必須ミネラルです。それでも、ヒトにはセレンを組み込んだタンパク質の遺伝子が25種類あり、細胞の酸化防御、甲状腺ホルモンの活性化、免疫、エネルギー代謝を支えています。 満尾クリニックの2026年7月の記事では、こうした幅広い働きから、セレンが「健康長

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最新|夜型・寝つきの悩みとビタミンD:足りない人ほど就寝時刻が遅く、体内時計も乱れていた

最新|夜型・寝つきの悩みとビタミンD:足りない人ほど就寝時刻が遅く、体内時計も乱れていた

夜、布団に入ってもなかなか寝つけない。朝は目覚ましが鳴っても体が重く、休日についつい寝坊してしまう。そして月曜の朝、また調子が戻らない。こうした睡眠のリズムの乱れは、多くの人が心当たりを持つ悩みではないでしょうか。 原因として、スマートフォンの光や生活習慣がよく語られますが、近年、そこに一つの栄養素が関わっているかもしれない、という見方が加わってきました。日光を浴びると体内で作られることで知られる、ビタミンDです。 2026年に発表された総説論文が、ビタミンDと睡眠、そして体の中の時計との関わりを幅広く整理しました。太陽の栄養素とも呼ばれるビタミンDが、眠りのタイミングとどう結びつ

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最新|オメガ3は心房細動を増やさなかった:11.4万人・34試験が映した魚と魚油の安全な範囲

最新|オメガ3は心房細動を増やさなかった:11.4万人・34試験が映した魚と魚油の安全な範囲

青魚は体にいい。子どもの頃から、そう聞いて育った方は多いと思います。さばやいわしに含まれるEPAやDHAは、血液や血管の健康を支える脂として広く知られてきました。 ところがここ数年、「オメガ3をたくさん摂ると心房細動という不整脈が増えるかもしれない」という報告も伝えられるようになり、青魚や魚油のサプリを続けている人のあいだに、小さな戸惑いが生まれています。 体にいいはずのものが、心臓のリズムを乱すのだろうか。この問いに、これまでで最も多くの試験をまとめて答えようとした解析が2025年に公表され、2026年に入って心臓や栄養の分野で話題になりました。 34の臨床試験、のべ11万人を

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最新|乳がんリスクを下げていたのはビタミンB2とB12だった:欧州の女性で6~7%低い

最新|乳がんリスクを下げていたのはビタミンB2とB12だった:欧州の女性で6~7%低い

女性の健康を考えるとき、乳がんは多くの方が気にかけるテーマです。年に一度の検診を受け、家族に既往があれば余計に意識する。それでも、日々の食事で何ができるのかとなると、はっきりした手がかりが少ないままでした。 その手がかりの一つとして、ビタミンB群の名前が挙がってきています。2026年、欧州7か国の女性を対象にした大規模な調査の結果がThe American Journal of Clinical Nutrition誌に発表され、食事から摂るビタミンB2とビタミンB12の量が多い女性ほど、乳がんの発症が少なかったことが報告されました。 B2もB12も、レバーや魚介、卵、納豆といった身

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冷や汁は一杯でタンパク質とカルシウム・カリウムを束ねる:宮崎に伝わる夏の一膳

冷や汁は一杯でタンパク質とカルシウム・カリウムを束ねる:宮崎に伝わる夏の一膳

残暑が続くと、火を使った料理を作る気力も、しっかり食べる食欲も落ちてきます。そうめんや冷たい麺で済ませる日が増え、気づけばタンパク質もミネラルも不足しがち。夏の疲れが抜けにくいのは、暑さそのものだけでなく、こうした食事の偏りも関わっています。 そんなときに思い出したいのが、宮崎県に古くから伝わる郷土料理「冷や汁」です。焼いてほぐした魚と味噌、すりごまを混ぜて冷たい出汁でのばし、きゅうりや薬味を散らして、温かいご飯や麦飯にかけていただく一膳です。 暑さで食が細るこの土地で、農作業の合間にもかき込めるようにと工夫されてきた、いわば夏を乗り切るための知恵の料理です。 冷たくてさらさらと

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最新|鉄を摂っても貧血が改善しないとき:腸内細菌の乱れが吸収を妨げていると分かった

最新|鉄を摂っても貧血が改善しないとき:腸内細菌の乱れが吸収を妨げていると分かった

鉄はヘモグロビンの材料として全身に酸素を運ぶだけでなく、エネルギー代謝や免疫の働きにも関わる栄養素です。だからこそ不足すると、疲れやすさや集中力の低下、立ちくらみなど、日常生活に響く不調につながりやすいとされています。 健診で鉄不足を指摘され、鉄のサプリメントや鉄剤で対策を始めたのに、数値がなかなか改善しない。そんな経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。 世界ではおよそ14億人が鉄欠乏の影響を受けているとされ、鉄は最もありふれた栄養不足のひとつです。それでも鉄を補っているはずなのに、思うように状態が上向かないケースは珍しくありません。 近年、その理由の一端として注目さ

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最新|ケルセチン8つの健康作用:23件の臨床試験で血圧とインスリンが下がった

最新|ケルセチン8つの健康作用:23件の臨床試験で血圧とインスリンが下がった

玉ねぎやリンゴに含まれるケルセチンは、抗酸化成分としてよく知られています。サプリメント売り場では、花粉の季節、免疫、血管、運動後の回復など、さまざまな目的の商品に配合されています。 これほど幅広く使われる一方で、「どの働きが人を対象とした研究で確かめられているのか」は、ひと目では分かりにくいかもしれません。 2026年7月30日、Natural Newsはケルセチンの科学的根拠を見直し、抗酸化、心血管、免疫、抗菌、抗炎症、脳、体重管理、ホルモンという8つの領域を紹介しました。 そこで今回は、この新しいレビューを入口に、臨床試験をまとめたアンブレラレビュー、日本人を対象にしたアレル

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最新|同じカロリーでも太りにくい理由:Q10とクロムが関わる代謝のしくみ

最新|同じカロリーでも太りにくい理由:Q10とクロムが関わる代謝のしくみ

同じ量を食べているのに、体重が増えやすい人と増えにくい人がいる。食後にだるさを感じやすい日と、そうでない日がある。こうした違いを、意志の強さや体質という言葉だけで片付けてしまってはいないでしょうか。 実はマウスを使ったある比較実験で、まさにこの疑問に迫るデータが報告されています。同じカロリー量を摂取していても、組み合わせる栄養素次第で体重の増え方に大きな差が出たというのです。 記事の要点 * マウスの比較実験で、油に高タンパク質を組み合わせた群は、油に炭水化物を組み合わせた群より体重が増えにくく、1g増えるのに約6倍のカロリーを要したと報告されています。 * この違いの背

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栄養食材カード集 Vol.2

栄養食材カード集 Vol.2

このマガジンでは、日々の食材を栄養の視点から見直すためのカードをまとめています。 今回も、身近な食材25種類を収録しました。 それぞれの食材について、含まれる栄養素や、食事に取り入れる時の考え方を短く整理しています。 毎日の食事づくりや、栄養を考えるきっかけとしてご覧ください。

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ストレスはビタミンD泥棒:太陽のビタミンが奪われる双方向の関係

ストレスはビタミンD泥棒:太陽のビタミンが奪われる双方向の関係

※この記事は、旧Japan Healthアカウントで公開した記事を再掲載したものです。 前回、ストレスが亜鉛とマグネシウムを静かに奪っていくお話をしました。 https://note.com/hirokazumineral/n/nf70f4c38873b 実は、同じようにストレスに奪われていく栄養素がもうひとつあります。それが、太陽のビタミンとも呼ばれるビタミンDです。 ビタミンDというと、骨の健康や日光浴を思い浮かべる方が多いかもしれません。けれども近年の研究では、ビタミンDが免疫の調整や心の安定、全身の炎症のコントロールにまで関わる、ホルモンのような存在だとわかってきました

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最新|目の中で作られるメラトニン:網膜の傷つきやすさは体内時計で変わる

最新|目の中で作られるメラトニン:網膜の傷つきやすさは体内時計で変わる

夜になると眠くなり、朝の光で目が覚める。この一日の変化を支えるホルモンとして、メラトニンはよく知られています。ところが、メラトニンが働く場所は脳の松果体だけではありません。光を受け取る網膜にも、自らメラトニンを作る仕組みが備わっています。 2026年7月に『Health Sciences Review』で公開されたレビューは、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、緑内障などを、酸化ストレスだけでなく概日リズムと代謝の乱れが重なる病態として捉え直しました。 研究チームが示したのは、メラトニンを単独の治療薬として見るより、光の時間、代謝ストレス、ミトコンドリアの状態に応じて網膜のレジリエンス、つ

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すだちは皮ごと使う:皮のビタミンCはレモン超え、スダチチンも皮に多い【保存版】

すだちは皮ごと使う:皮のビタミンCはレモン超え、スダチチンも皮に多い【保存版】

夏から初秋にかけて、店先に小ぶりの緑の柑橘が並びはじめます。すだちです。徳島県が全国の生産のほとんどを占め、8月から旬を迎えます。 焼き魚にきゅっとしぼる、そうめんのつゆに浮かべる、冷奴にひとしぼり。さわやかな香りと酸味は、暑さで食が細くなる時期の食卓を、すっと軽くしてくれます。 すだちは果汁をしぼって使うことが多い柑橘ですが、その魅力は皮にも詰まっています。皮に多く含まれるビタミンCは、実はレモンの果汁を上回るほどです。 さらに、すだちの皮にはスダチチンという、この柑橘に特有の成分も含まれています。皮まで使うと、すだちの持ち味を余すところなく楽しめます。 記事の要点 *

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