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JAPAN HEALTH / STORIES
最新|重金属と化学物質が脅かす甲状腺:環境汚染と甲状腺の健康をめぐる最新レビュー

最新|重金属と化学物質が脅かす甲状腺:環境汚染と甲状腺の健康をめぐる最新レビュー

のどぼとけの少し下、首の前側に、蝶のような形をした小さな臓器があります。甲状腺です。ふだん意識することはほとんどありませんが、代謝や成長、エネルギーの使われ方を左右するホルモンを、休みなくつくり続けています。 その小さな働き者が、思っていた以上に大きな脅威にさらされているかもしれない。そんな問いを投げかけるレビュー論文が、2026年に発表されました。 イタリアの複数の研究機関のチームが、環境汚染物質と甲状腺機能の関係について、これまでの科学的根拠を幅広く見渡したものです。 日常的に触れている重金属や、プラスチックや食品包装に含まれる化学物質が、甲状腺の病気、さらには甲状腺がんに関

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最新|クランベリーと血糖:体重を落とさずに糖代謝を整える腸の働き

最新|クランベリーと血糖:体重を落とさずに糖代謝を整える腸の働き

血糖値が高めだと分かったとき、よく言われるのが「まず体重を落としましょう」という順番です。体脂肪が減ればインスリンの効きがよくなり、血糖も整っていく。確かに筋の通った道すじです。 ところが最近、その順番をいったん脇に置いて、体重はそのままでも血糖だけを動かせるのかを正面から問う研究が出てきました。主役は、あの赤くて酸っぱい小さな実、クランベリーです。 2026年に発表された報告では、クランベリーから取り出した抽出物が、すでに肥満が確立したマウスで、体重も体脂肪も変えないまま、血糖値と耐糖能を改善したとされています。 しかもその効き方は、糖を体の中で無理に処理するのではなく、腸とい

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塩化マグネシウム療法:体に届きやすいミネラルの基礎と最新研究

塩化マグネシウム療法:体に届きやすいミネラルの基礎と最新研究

マグネシウムは、体の中で六百を超える反応にかかわるミネラルです。その補い方として、百年あまり前から各国で用いられてきたのが塩化マグネシウムでした。 1915年、フランスの外科医ピエール・ドルベは、傷口を洗う溶液を探すなかで、塩化マグネシウムの溶液が組織を傷めず、白血球のはたらきを高めると報告しました。 やがてこの溶液は、皮膚に塗る、湯に溶かす、口から飲むといった複数の形で取り入れられ、「急性および慢性疾患における塩化マグネシウム」という形で各国の読者へ紹介されていきます。 時代が下り、こんにちではランダム化比較試験やメタ解析という精度の高い方法で、マグネシウムと血圧、炎症、代謝、

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栄養研究カード集 Vol.01

栄養研究カード集 Vol.01

Xやthreadsなどで発信している栄養研究カードを、メンバーシップ向けにまとめました。 ビタミン・ミネラルと疾患・症状に関する研究報告を、1枚ずつ読みやすい形に整理しています。 栄養と健康のつながりを見直す資料として、ぜひご覧ください。

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最新|フィセチンとピノセンブリンの相乗効果:白血病細胞を死滅させる天然成分の組み合わせ

最新|フィセチンとピノセンブリンの相乗効果:白血病細胞を死滅させる天然成分の組み合わせ

朝の食卓に並ぶ、イチゴのひと皿と、パンに垂らすはちみつ。どちらも身近な食べ物ですが、その中に、フラボノイドと呼ばれる植物由来の成分が含まれていることは、あまり知られていないかもしれません。 イチゴに多く含まれるフィセチン、そしてはちみつやプロポリスに含まれるピノセンブリン。 この二つのフラボノイドを組み合わせると、白血病の細胞に対して、それぞれを単独で使うよりもはるかに強く働いた。タイの研究チームが、そんな報告を発表しました。 一つより二つ。単純な足し算ではなく、互いの働きを高め合う相乗効果が見られたという内容です。実験は培養した細胞を用いた段階のものですが、植物の成分どうしが手

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最新|ブロッコリー由来ペプチドとロイシン:加齢で衰える筋肉を守る組み合わせ

最新|ブロッコリー由来ペプチドとロイシン:加齢で衰える筋肉を守る組み合わせ

年齢を重ねると、少しずつ筋肉が落ちていく。よく言われる対策は、運動と、たんぱく質をしっかりとること。では、食べ物に含まれる成分そのものに、衰えをゆるめる力はあるのでしょうか。 最近、ブロッコリー由来のペプチドと、アミノ酸の一種であるロイシンを組み合わせると、加齢で弱った筋肉を守るのに役立つかもしれない、という研究が報告されました。 中国農業大学(北京)栄養健康学部の研究チームが、この2つの天然成分が協力して筋肉を加齢の劣化から守れるかを調べ、学術誌『Nutrients』に発表したものです。 舞台になったのはサルコペニア、つまり加齢にともなって筋肉量・筋力・身体機能が少しずつ失われ

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最新|プロポリスが脳の血管を守る:ブラジル産とポーランド産の異なる働き

最新|プロポリスが脳の血管を守る:ブラジル産とポーランド産の異なる働き

ミツバチが樹木の芽や樹脂を集め、巣の隙間を塞いで外敵や菌から巣を守るために作る物質、それがプロポリスです。古くから人の健康にも役立てられてきましたが、その働きが「脳」にまで及ぶのかと問われると、すぐにはイメージしにくいかもしれません。 脳は、体の中でもとりわけ厳重に守られた場所です。血液と脳のあいだには関所のような仕組みがあり、必要なものだけを通し、有害なものをはじいています。ところが炎症が起きると、この関所がほころび、さまざまな不調につながると考えられています。 ポーランドの研究チームが、ブラジル産とポーランド産という二種類のプロポリスを、脳の血管をつくる細胞に当てて比べた研究を

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食物繊維の取扱説明書:便通と腸内環境と胆石のつながり

食物繊維の取扱説明書:便通と腸内環境と胆石のつながり

食物繊維は体にいい、という言葉はよく耳にします。けれど、それが体の中で具体的に何をしているのかと尋ねられると、答えに迷う方は少なくないかもしれません。 野菜をたくさん食べれば足りるのか、サプリメントの繊維でもいいのか、種類によって何か違うのか。 食物繊維は、人の消化酵素では分解されにくい炭水化物をまとめた呼び名です。一つの成分を指す言葉というより、水に溶けるもの、溶けないもの、腸内細菌に発酵されやすいものなど、性質の異なる仲間の集まりです。 だからこそ、はたらく場面も便通、腸内環境、脂質の代謝と、いくつもの方向に広がります。 食物繊維という一つの呼び名を、便通と腸内環境、そして

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最新|亜鉛が立て直した老化糖尿病の心臓:血糖だけではない回復の道筋

最新|亜鉛が立て直した老化糖尿病の心臓:血糖だけではない回復の道筋

亜鉛と聞くと、味覚や免疫、あるいは血糖値を整えるミネラル、というイメージを持つ方が多いかもしれません。では、年齢を重ねて、しかも糖尿病で弱ってしまった心臓そのものを、亜鉛が立て直すことはできるのでしょうか。 2026年、栄養学の専門誌『Nutrients』に、その問いへ正面から挑んだ研究が報告されました。 実施したのはトルコの複数の大学による研究チームで、人間でいえば高齢の女性にあたる、生後18か月のメスのラットを使っています。高脂肪食と少量の薬剤で2型糖尿病に近い状態をつくり、そこへ硫酸亜鉛を6週間与えました。 その結果、心臓のはたらきが改善し、心臓の組織が硬く傷んでいく線維化

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最新|1日4分で足腰は若返るのか:自宅トレが示した機能の変化

最新|1日4分で足腰は若返るのか:自宅トレが示した機能の変化

椅子から立ち上がるとき、思わず「よっこいしょ」と声が出る。階段を上るときに手すりへ頼る回数が増えた。少し早歩きをすると、すぐに脚が重くなる。こうした小さな変化に、足腰の衰えを感じている方は少なくないと思います。 運動が大事なのはわかっていても、まとまった時間はなかなかとれません。ジムに通う、毎日30分歩く。そう決めても、続かないまま日々が過ぎていく。年齢を重ねるほど、その続かなさは誰にとっても身近なものになります。 そんな中で、1日たった4分の運動で足腰の機能が変わったという研究が、2026年3月に医学誌『PLOS ONE』へ報告されました。対象は、65歳以上で、すでに歩くことに不

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最新|ビタミンD不足と膀胱がん:血中濃度が左右するがんリスク

最新|ビタミンD不足と膀胱がん:血中濃度が左右するがんリスク

膀胱がんは、世界でもっとも多いがんのひとつに数えられます。2020年だけで約57万3千人が新たに診断され、21万2千人が亡くなったと報告されています。治療を受けたあとも約7割の人が再発を経験するとされ、体にも社会にも重くのしかかるがんです。 その膀胱がんと、ある栄養素の不足との関係に、あらためて光が当たっています。ビタミンDです。 デンマークの健康専門メディア Health and Science は2026年6月、医学誌 Cancer Medicine に発表された大規模なレビュー論文を取り上げ、血中のビタミンDが少ない人ほど膀胱がんやそのほかのがんになりやすい、という関連を紹介

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マグネシウムと有害金属:まず満たすという解毒の見方

マグネシウムと有害金属:まず満たすという解毒の見方

デトックスという言葉を聞くと、炭やクロレラのような吸着剤で体の中の有害なものを絡め取る、というイメージを持つ方が多いかもしれません。ところが、栄養に詳しい海外の発信のなかには、その前に踏むべき段階があると説明するものがあります。 アメリカの健康メディア「LifeBlud」に掲載された記事「Magnesium & Heavy Metal Chelation」は、吸着剤を使う前に、まず適切なミネラルで体を満たすことが解毒の第一歩だと書いています。 鍵になるのが、マグネシウムをはじめとするミネラルと、鉛や水銀のような有害金属とのあいだに働く拮抗作用です。 必要なミネラルが満たさ

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最新|ワインと2型糖尿病:食事とともに飲む一杯をめぐる最新レビュー

最新|ワインと2型糖尿病:食事とともに飲む一杯をめぐる最新レビュー

お酒はほどほどに、とよく言われます。アルコールは体にとって負担になりやすく、できれば控えたほうがよい。そんな印象を持っている方は少なくないと思います。 ところが栄養や代謝の研究をたどっていくと、ワインについては少し違う報告が続いてきました。適度に飲む人のほうが、2型糖尿病になりにくい。そんな観察が、いくつもの集団で繰り返し見られてきたのです。 2026年、栄養の専門誌『Nutrients』に、このテーマを整理したレビュー論文が掲載されました。 適度なワイン摂取と2型糖尿病の関係について、これまでの知見をまとめたものです。お酒なのにリスクと逆に動く、という一見ちぐはぐな話を、どんな

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