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JAPAN HEALTH / STORIES
最新|ザクロとくるみが腸を守る仕組み:腸内細菌がつくるウロリチンAとバリア機能

最新|ザクロとくるみが腸を守る仕組み:腸内細菌がつくるウロリチンAとバリア機能

食卓に並ぶザクロのつぶ、おやつのくるみ、ヨーグルトに添えたベリー。どれも昔から体に良いと言われてきた食材です。 けれど近年の研究で見えてきたのは、これらの食材が腸を守るとき、食材に含まれる成分がそのまま働いているわけではない、という少し意外な事実でした。 鍵を握るのは、食べたあとに腸の中で生まれる「ウロリチンA」という物質です。これは私たちの腸内細菌が、ザクロやくるみ、ベリーに含まれるポリフェノールを材料につくり出す代謝産物です。 米ルイビル大学の研究チームは、このウロリチンAが腸の壁を守る防御スイッチをどう押しているのかを、最新の研究で明らかにしました。 成果は科学誌『Nat

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最新|カフェインは骨に悪いのか:量で正反対になる用量依存の関係

最新|カフェインは骨に悪いのか:量で正反対になる用量依存の関係

コーヒーは骨に悪い。そんな話を、どこかで耳にしたことはないでしょうか。カフェインがカルシウムを奪い、骨をもろくして骨粗鬆症のリスクを高める。長らくコーヒー好きは、そう言われ続けてきました。 ところが、ポーランドのシレジア医科大学の研究チームがまとめた新しいレビューは、この通説に正面から疑問を投げかけています。 カフェインは一律に骨へ害を与えるのではなく、摂取する量、その人の年齢、ホルモンの状態によって、影響がまるで違ってくる。むしろ、ある条件下では骨を守る方向に働く可能性さえある、というのです。 タイの医療メディア Thailand Medical News が伝えたこの報告を、

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最新|日中の光と認知症リスク:1000ルクスの明るさが示した予防の可能性

最新|日中の光と認知症リスク:1000ルクスの明るさが示した予防の可能性

あなたは日中、どれくらい明るい光を浴びているでしょうか。 朝に家を出て、夕方に帰る。日中の大半を屋内で過ごす方にとって、光を浴びると言われてもあまりピンとこないかもしれません。けれど室内の明るさと屋外の明るさには、想像以上の開きがあります。 一般的なオフィスや家の中はおよそ数百ルクス、よく晴れた日の屋外は数万ルクスに達するといわれます。同じ「明るい」という言葉でも、桁がいくつも違うのです。 この日中の光の量が、その後の認知症のリスクと深く関わっているかもしれない。そんな研究が、2026年6月に医学誌『General Psychiatry』で報告されました。 イギリスの大規模デー

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モロヘイヤの栄養:王様の野菜と呼ばれる夏の葉物

モロヘイヤの栄養:王様の野菜と呼ばれる夏の葉物

夏の畑で、まっすぐ伸びた茎にやわらかな葉を茂らせるモロヘイヤ。刻むと独特の粘りが出て、おひたしやスープにすると、とろりとした口当たりになります。暑さで食が細るころに、するりと喉を通ってくれる夏の葉物です。 その名前は、アラビア語で「王家のもの」を意味する言葉に由来すると伝えられています。 重い病に伏せた王が、どんな薬でも治らなかったのに、この葉を煮たスープを口にしたところ快復したという逸話が残り、「王様の野菜」と呼ばれるようになった、と語られています。 真偽はさておき、そう語り継がれてきただけの栄養が、この小さな葉には確かに詰まっています。 日本の食卓に広まったのは1980年代

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最新|30年の食事論争は問いが違った:心臓を守るのは食品の質

最新|30年の食事論争は問いが違った:心臓を守るのは食品の質

低炭水化物と低脂肪、結局どちらが体にいいのか。糖質を控える食べ方、脂質を減らす食べ方、カロリーを数える方法。心臓や血管のために何を選べばいいのか、私たちは長いあいだ答えを探してきました。 書店にもインターネットにも、正反対の主張が並んでいます。ダイエットのたびに、今度こそ正しい方法をと探してきた方ほど、どれを信じればいいのか迷ってきたかもしれません。 ところが2026年2月、米国心臓病学会誌(JACC)に載ったハーバード大学を中心とする研究は、その問いの立て方そのものに静かな疑問を投げかけました。 約20万人を30年以上にわたって追いかけた大規模なデータが示したのは、低炭水化物か

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最新|ビタミンK2が寿命を延ばす仕組み:線虫で見えたミトコンドリアと量の窓

最新|ビタミンK2が寿命を延ばす仕組み:線虫で見えたミトコンドリアと量の窓

ビタミンといえば、足りないよりは多めに摂っておいたほうが安心、と感じている方は多いのではないでしょうか。とくにビタミンK2は、骨や血管の健康を支える栄養素として近年よく取り上げられるようになり、サプリメントで補う方も増えてきました。 そんなビタミンK2について、これまでとは少し違う角度から光を当てた研究が報告されています。テーマは「寿命」です。 実験に使われたのは線虫(C. elegans)という、寿命研究で長く使われてきた小さな生き物。この線虫にビタミンK2(MK-7)を与えると寿命が延び、その背景に細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアのはたらきの改善があった、という内容です

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最新|セレン強化イチゴと血糖:同じ量でも錠剤では届かなかった

最新|セレン強化イチゴと血糖:同じ量でも錠剤では届かなかった

ひと粒のイチゴに、必須ミネラルのセレンを通常より多く含ませる。そんな「バイオ強化(生物的栄養強化)」のイチゴを毎日食べた人たちで、空腹時の血糖やインスリンに好ましい変化がみられた、という研究が報告されました。 イタリア・パレルモ大学のグループによるもので、栄養学の専門誌『Nutrients』に2026年6月25日付で公開されています。 興味深いのは、同じ研究の中でふつうのセレン錠剤を飲んだグループも比べられている点です。錠剤でもイチゴでも、補おうとしたセレンの量はほぼ同じ。 それなのに、血液中のセレンが増え、血糖の指標まで動いたのは強化イチゴを食べたグループのほうで、錠剤のグルー

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スパイクタンパク質と体をいたわる栄養:巡りと掃除を支える身近な食材

スパイクタンパク質と体をいたわる栄養:巡りと掃除を支える身近な食材

新型コロナのスパイクタンパク質を体から追い出そうという話を、ネットや海外の情報で見かけた方は少なくないと思います。ナットウキナーゼやウコンといった、どこか聞き覚えのある名前が並んでいて、気になった方もいるでしょう。 こうした話に触れると、つい不安が先に立ちます。落ち着いて眺めてみると、そこにあがっている成分の多くは、私たちが普段の食卓で親しんできた食べ物に含まれるものです。納豆、パイナップル、ウコン、海藻。どれも毎日の食事の延長線上にあります。 今回は、スパイクタンパク質と体の関係を今わかっている範囲で見たうえで、体に備わった掃除と巡りの働きを、身近な食事からやさしく支えるという発

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最新|食後の歩行と血糖:効果が大きい食事を先に見極める大規模研究

最新|食後の歩行と血糖:効果が大きい食事を先に見極める大規模研究

食事を終えて、そのままソファに座るか、それとも少し歩くか。たいていは気分や時間のあるなしで決まる、ささやかな分かれ道です。 食後の散歩が血糖の上がり方をゆるやかにする、という話はこれまでにも知られてきました。けれど、毎回の食事で同じように歩くだけの値打ちがあるのかと問われると、はっきりとは答えにくいところがあります。 2026年6月、イスラエルの大規模研究プロジェクト「Human Phenotype Project(HPP)」のチームが、その問いに数字で踏み込んだプレプリント(査読前に公開された論文)を公表しました。 糖尿病ではない成人1,627人の、実に55,949回ぶんの食事

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最新|運動不足とミトコンドリア:座りがちな筋肉で起きていた燃やせない変化

最新|運動不足とミトコンドリア:座りがちな筋肉で起きていた燃やせない変化

デスクワークが続いた一日の終わりに、体が重く感じられることがあります。激しく動いたわけでもないのに、なぜか疲れが残る。その動かないことそのものが、細胞のなかで体に何をしているのか。最近の研究が、そこへ一歩踏み込みました。 健康な男性を、ふだん運動の習慣がない座りがちな人と、週に150分以上の有酸素運動を半年以上続けている活動的な人に分けて比べたところ、年齢も体格も近いのに、筋肉の細胞の中身が大きく違っていたと報告されています。 なかでも目立ったのは、糖をエネルギーに変える細胞内の入り口にあたるタンパク質が、座りがちな人では活動的な人の約半分しかなかったという点です。 運動不足は体

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最新|亜鉛と銅のバランスとCOVID-19:重症化と死亡を予測する血清亜鉛/銅比

最新|亜鉛と銅のバランスとCOVID-19:重症化と死亡を予測する血清亜鉛/銅比

亜鉛は、免疫や味覚に関わるミネラルとして、これまでも感染症の話題でたびたび登場してきました。COVID-19についても、血液中の亜鉛が低い人ほど経過が重くなりやすいという報告が積み重なっています。 ところが、2026年に受理されたある研究は、亜鉛そのものよりも「亜鉛と銅のバランス」に注目しました。 亜鉛(Zn)の値を銅(Cu)の値で割った亜鉛/銅比という一つの指標です。 イランの病院でCOVID-19の患者226人と、年齢や性別をそろえた健康な人226人を比べたところ、患者では亜鉛が低く銅が高く、その結果として亜鉛/銅比が大きく下がっていました。 健康な人の平均が1.05だった

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亜鉛のはたらきと摂り方:不足のサインと銅とのバランス

亜鉛のはたらきと摂り方:不足のサインと銅とのバランス

亜鉛と聞くと、風邪のときや牡蠣の栄養として思い浮かべる方が多いかもしれません。実際の亜鉛は、もっと広く体のあちこちで働いています。味覚や免疫、肌や髪、子どもの成長、傷の修復まで、関わる場面を挙げるときりがないほどです。 それでいて、毎日の食事で足りているとは限りません。スペインで9歳から75歳まで幅広い年代を調べた調査では、8割を超える人が推奨量に届いていなかったと報告されています。 米国でも、60歳以上のおよそ3割から4割が必要量に達していないという結果があります。亜鉛は体の中に2〜3gほどしかなく、しかもためておく仕組みを持たないため、毎日の食事から補い続ける必要があるミネラル

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最新|メラトニンとどう付き合うか:心不全リスク報告と短期使用の安全性

最新|メラトニンとどう付き合うか:心不全リスク報告と短期使用の安全性

なかなか寝つけない夜に、棚の奥のサプリメントへ手が伸びる。海外で睡眠サポートとして親しまれてきた成分のひとつが、メラトニンです。 もともと体内でつくられるホルモンで、夜になると自然に増えて眠りへ導く。その働きから自然な眠りを助けてくれるというイメージとともに、世界中で長く使われてきました。 そんなメラトニンに、2025年11月、米国心臓協会(AHA)の学術集会で気になる報告が発表されました。 13万人を超えるデータを5年間にわたって調べたところ、メラトニンを1年以上使い続けていた人たちで、心不全のリスクが高い傾向が見られたというのです。 睡眠を助けるための身近な成分だけに、では

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