最新|シナモン:台湾の60歳以上では、料理に使う人ほど作業記憶の得点が高かった

最新|シナモン:台湾の60歳以上では、料理に使う人ほど作業記憶の得点が高かった

台湾で、60歳以上の93人に食べ物の頻度を尋ねる質問票が配られました。参加者は空腹時血糖値が100〜125mg/dLの前糖尿病の段階にあり、認知機能の低下は見られていません。質問票には、料理に使うハーブやスパイスの項目が含まれていました。

回答を「シナモンを使う人」と「使わない人」に分けて作業記憶の得点を比べると、使う人のほうが高い結果になりました。作業記憶は、聞いた電話番号を覚えたままダイヤルする、買う品を頭に置いたまま売り場を回る、といった場面で働く「頭の中のメモ帳」にあたります。

この研究と、シナモンと認知機能のレビュー論文にあたる内容を、健康情報サイトのNatural Newsが2026年10月6日付で紹介しました。記事に論文名はなく、報じられた数字と内容から対応する原著を特定して、原文で確認しています。

記事の要点

  • 台湾の60歳以上で前糖尿病の93人では、シナモンを食事に使う人の作業記憶の得点が2.9で、使わない人の2.5を上回りました。
  • シナモンと認知機能を扱った40本の研究のレビューでは、多くの研究が記憶や学習の向上を報告し、ヒトの研究は2本でした。
  • 食卓では、種類で異なる香り成分クマリンの量を知ったうえで、少量を毎日の料理に加える使い方が紹介されています。

この先では、93人の調査で作業記憶の差がどのように出たか、学歴や体脂肪量などの条件をそろえた結果を整理します。40本のレビューの内訳、細胞の実験で語られる脳への働き、カシア種とセイロン種のクマリン量の違いと体重別の目安量も、毎日の料理への取り入れ方とあわせてまとめました。